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3首を温めろ!

寒くなってきた。3首を温め始めた。
3首(サンクビ)とは「手首」「足首」「首」のことである。
これに「くびれ(腹)」を足すと4首となるらしい。

今まで3首を冷やさないようにと、特に気を付けてきたわけではない。
でも、真夏に入院し、手術して、退院した時
「あれ?東京3度くらい涼しくなった? もう秋?」と勘違いしたくらい体が冷え切った体験から、(しばらく本当に涼しくなったんだと思っていた。)「冷えは良くない」と心から実感したのだった。

退院後に胃腸炎になった時も、ビーサンで医者に行ったら「それから足首!冷やしちゃだぁめ!」とダンディに叱られた。だからやっぱり冷えは良くないんだろう。

退院後に、冷たいものを取らなくなった。
水も常温にし、冷奴や漬物、ヨーグルトなども冷蔵庫からそのまま出して食べるのではなく、しばらく置いてから食べることにした。ざるそばからかけそばに変えた。あえて熱いものを食べることで汗が出て、冷えたものを摂取していた時より、真夏の暑さにうだることも無くなった。
冷房の効いたところにもなるべく行かないように(駅の待合室とか)したら、外気温との差があまり無くなったからか、だるさを感じることも無くなった。
つまり体が内部からでも外部からでも冷えていると、外の暑さとの気温差で自律神経がおかしくなるから、夏バテだの夏風邪だのひくんだな、と思った。

うちの夫は、元々真冬に暖房をつけない。
家の中でもマフラーと薄手のダウン、モコモコのパーカー、湯たんぽ、足掛け毛布で暖をとって越冬している。
「いやいや、暖房使いなよ」といつも言うのだけど、雪が降るくらいの寒さじゃなければ、滅多につけることはないらしい。
私はといえば、朝起きるタイミングに合わせてタイマーセットして暖房。家を出るギリギリまで暖房。帰ってきたらまず暖房。と言う暖房魔。
毎冬、独り痩せ我慢大会のようなことをしている夫を見て、「アホかこいつ」と呆れていたけれど、いや待てよ? これも夏の暑さと一緒で、外気との差があればあるほど、体調を崩しやすくなるのでは?
そういえば、昔東京ポッド許可局でマキタスポーツが「やっぱり体の『首』のつく部分を冷やしちゃダメなんだ」と力説していたなと思い出した。

そして秋が来て、「あ、今日寒いな」と思った日に
薄手のアームウォーマーを足首に巻いてみた。

これが本当に暖かい。
下手に厚手のやつを買わなくて正解だった。
厚手すぎると真冬しか使えないが、程々の薄さなので肌寒い秋口にすぐに活躍する。
夜冷えそうな時もつけて寝ると、体がじんわりあったまってくる。

そしてまた寒い日。
今度はネックウォーマーをつけてみた。
ロフトでたまたま見かけて買ったのだが、これも良い。
アイボリーを買ったのだけど、襟ぐりが開いた白のカットソーに重ねて着けてみると即席タートルネック!
暑ければ外せるし、嵩張らない。
これも家の中でも外でも寝るときでも使える。

そういえば今までの防寒具は全部フリース生地とかボア生地ばかり買っていた。でもこれらは一番体調を崩しやすい秋口には暑すぎて使えない。
季節の変わり目に使えないから、毎年秋になると風邪をひいていた。

なるほど、薄手の重ね着という手があったか。
そして例年なら咳き込んでいるであろう今、まだ風邪をひいていない。
これは私も今冬、暖房なしで越せるのでは……と淡い希望を胸に抱く。

念の為もっと寒くなった時用に、重ねばき用の靴下と、アームウォーマーは買ってある。湯たんぽもブリキ製のを購入済み。

暖房なし越冬。
チャレンジしがいはありそうだ。

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