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☆32.プラス思考の取り戻し方。

おはようございます。ついに"歯の神経を抜く"を実績解除したわたしです。

以前の記事で医療費の話をしましたが、歯のケアが疎かにされるのはどう考えても「歯医者が安いから」が大きいと思うんですよね。海外で歯並びが悪いということが何を意味するのか、少し調べれば答えが出るわけですが。いかに自分が怠けてきたかがよくわかるし、歯医者が定期検診をお勧めしてくる理由もよくわかります。何もかも安いというのも罪なのかもしれないですね。感謝も危機感もなくなるって……あ、こういうのを平和ボケって言うのか。書きながら一人で納得してしまいました。


話がそれました。


今回は「プラス思考の取り戻し方」と題して、わたしがマイナスの泥沼から脱出した経験を踏まえて気をつけたこと、後から思えばここ気を使ってたな~と思うところについて話してみたいと思います。


人は誰しもプラス思考を持っている。

まず大前提。
「そんなことない!」と思うかもしれませんがまあ聞いてください。

人は誰しもがプラス思考を持っています。それはどういうことかといえば、自分の考えが正しいと思っているということ。内容のプラスマイナスは置いといて、「わたしが思っていることが正しい!」と思っているんです。まずはこれを認めるところから初めて、認められるようになったらゴールかなって思います。

まだまだプラス思考の理由はあります。コロナ禍で「マスク美人」という言葉が流行りました。マスクを外した時に幻滅されるのが嫌だという理由でマスクを外すことを躊躇う人が増えた、という話ですが、これは裏を返せば「マスクの下が美人であると信じている」ということ。勝手にプラスに考えているじゃないですか。もっと意地悪に言えば「マスクをしている自分は美人である」とプラスに考えてもいる。そのプラス思考を裏切られたくないから行動がネガティブになってしまうだけで、思考の発端は案外プラス思考キッカケだったりするんですよね。

こんなにプラス思考なのに「自分はネガティブだ!」なんて言ってしまうこと自体が傲慢以外の何者でもないことに、気がつくまでに時間がかかるんですよね。自分がどんなに綺麗事を並べようとも、大自然の原則はそんな姿を許しません。映画『紅の豚』のポルコも「いいやつは死んだやつだ」と言いますが、我々がどんな人々の子孫なのかを考えればわかること。自分が生き抜くために人を騙したり奪ったりしてきたからこそ子孫を残している。どんなに美しい人であっても、その血が美しいなんてことはないのです。まずはそこを諦めましょう笑 そしてこれが一番時間がかかると思います。


その上で、まずは口に出してみる。

これも嘘みたいな話ですが、「まずはプラスの言葉を口に出してみる」から始めてください。好きなキャラクターのセリフとかでもいいので、とにかくプラスの言葉を使うこと。自分がマイナス思考してるなーと思ったら、脳内の推しが優しく語りかけてくれるわけです。それを自分の口から実際に言葉にしてください。実際に出すのが重要。ノートか何かに書いてもいいです。

わたしもハマった罠ですが、ネガティブにはまっている時はそれだけネガティブな言葉ばかりを使うので、ネガティブな言葉を使い慣れているんですね。ポジティブな言葉を発すると違和感があると思いますが、それは単に使い慣れていないだけです。違和感があっていいし、意味がないと思ってていい。まずは使う。

Youtubeなんかもそうですが、昔「怪しい」と思われていたものが今一般的になっていたりしますよね。それは単に「慣れた」ということも大きいんですよ。逆に言えば「今怪しいと思っていることが次のスタンダードになる」とも言えるわけで、だったらネガティブな自分が使い慣れていないポジティブな言葉を使うことには価値がある。

わたしの肌感で言うと、使い始めて3年も経てば体に染まります。最初は自分でも胡散臭いと思っているけれど、だんだんそれらの言葉に意味を持たせることができるようになります。周囲からも怪しいと思われることがあると思いますが、それも理解されるようになる(もしくは理解される人と仲良くする)までに数年のタイムラグがあります。

人間関係が変わりますので怖くもありますが、「変わりつつある」ということを喜びましょう。変化を起こすと人間関係は必ず変わります。これは避けて通れない道なのですが、その先で必ず次の人間関係を作ることができます。怖いと思いながら進んでください。どうせ死にたいと思っているのですから、失うものなんてありません(わたしもそうでした)。


マイナス思考を捨てる必要はない。

プラス思考を取り戻す上で忘れてはいけないのが「マイナス思考を捨てる必要がない」ということ。プラスとマイナスの両面のバランスで成り立っているので、マイナスを捨てればプラスになれるというわけではないのです。むしろマイナス思考はプラス思考を手に入れるためには絶対に必要。なくしてはならない要素なんです。ネガティブ思考に沈む人は、それと同じ分だけポジティブに高く飛ぶことができる。「波がある」とも言えますが、こればっかりは人それぞれなので、沈んでしまうならその分高く飛んで、波を乗りこなすくらいの気持ちでいた方が楽しいと思います。

もしマイナスに沈んだら「沈んじゃったか~笑」くらいに笑い飛ばしたり、「それでもわたしはわたしが好きなんだなあ」と受け入れちゃったりするといいですね。これも最初のうちは胡散臭く感じますが、慣れてくると自然と出てくるようになる。

あとは、苦しい時に笑顔になる癖をつけると後々役に立ちます。鏡を前にした時に、両手の人差し指で口角を引っ張ってあげるんです。「はい、にこーっ!」って。これやると何がいいって、笑顔でいる自分を見ることで「なんとかなるかもしれない」と思えるようになるんです。とあるアニメのワンシーンをそのまま真似しただけなのですが、これが本当に効果抜群。アニメを見たのが2015年、そこから意識して2024年、体調不良退職の際に大いに役立ちました。本当によく笑うようになったと自分でも実感しています。


大切なのは、マイナス思考とプラス思考のバランスを取ること。

人間はマイナスとプラスの両方の力を備えています。マイナスをバネにプラスに転化する人がいるのも、ある意味マイナスの力をうまく利用しているからこそできること。自分の中に両方の力があって、どちらか一方に寄せることはできないのではないかと思っています。

「わたしは間違ってる!ダメなやつだ!」と強烈なマイナスで自分を傷つける人は、同時に(そう思っているわたしの考えは正しい!)という強烈なプラス思考を根っこに持っています。その人のポジティブネガティブがどう判定されるかと言えば、「ポジネガの表面に出ている比率」でしかないのかなあと。先の例で極端に表現すれば「表向きポジネガ0:10、内心ポジネガ10:0」ということになります。ネガティブな人ほど人の話に耳を貸さないのは偶然ではないと思います。他ならぬ自分がそうでしたからね。たぶん楽なんですよ10:0って。

いずれにせよ、表面と内心、ポジティブとネガティブを合算して10:10になるようにできている。それをどの比率でふるい分けているかの違いでしかないんですね。明るい人ほど人の話を受け入れられるのは、表向きのポジティブが大きいぶん、内心に大きなネガティブがあるから。つまり自分が正しいと思っていないからなわけです。プラスのパワーもマイナスのパワーも等しく強烈なので、それをいかに使いこなすかの問題なんですね。わたしは表向きにポジネガ8:2、内心ポジネガ2:8を目指していますが、実際どう映っているのでしょう。まだまだ届かないような気がしていますが果たして。


ポジティブな人・ネガティブな人なんてこの世にいない。

究極的に言えば、ポジティブな人もネガティブな人もいなくて、プラスとマイナスのパワーをどこに使っているか、使いこなせているかの差でしかない。だからどんな人が相手でも決めつけてはいけなくて、キッカケひとつで変身する可能性はざらにあるわけです。ポジティブやネガティブって包丁みたいな道具と同じで、使い方次第では便利にも凶器にもなる。

どんな人もダメなのではないし、ネガティブなのでもありません。自分の中にあるポジティブとネガティブを使いこなせていないだけなんです。それらはパワーがとても強いから、使いこなすのに時間がかかるだけなんです。どちらかに振り切るのは簡単ですが、バランスを取らないとやはり不自然になってしまいます。あっちこっち行ったり来たりしながら、少しずつ慣れていくことが大切ですし、それには時間がかかります。

現状が「表向きポジネガ0:10/内心10:0」のところから、「表2:8/内心8:2」をとりあえず目指してみましょう。そしてその練習として「一旦表向き10:0に振り切る練習」をするのはひとつの選択肢だと思います。やってみるとわかりますが、最初は全然うまくいきません。でもだんだん慣れてくると面白くなるんです。


少しずつ、やっていきましょう。


ここまで読んでくださったあなたに、素敵な朝日が昇りますように。


……


第2回 演劇で遊ぶワークショップ

 日時:3月20日(木祝)10:00〜17:00 @大宮
 料金:学生1000円、一般2000円

開催します! アイスブレイクからミニゲーム、台本読みまで、さまざまな「演劇的な何か」で遊びます! 演技経験不問! アイデアを出し合ったり協力し合ったりあーだこーだ言いながら己のどんくささをさらけ出していく会です。

人は誰でも失敗しますし、得意不得意があります。素敵なところは素敵だと言い、苦手なことに挑戦する姿を讃え、乗り越えたらみんなで喜び合いましょう。大丈夫。今の自分がどうであっても、千の朝日を迎える頃には、あなたは素敵な人になっています。その輝きを発見するワークショップです。


詳細&予約フォームはこちらから。要事前予約となります!


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JUNKI HIROKAWA
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