見出し画像

初めて出会った老子(本)について。

みなさん、こんにちは。
タイトルにあるとおり、初めて手に取った老子の本について。
古今東西、たっくさんの老子本が出版されており
様々な解釈がされています。
どれも著者の方の感性や、読み取る目的によって
様々な解釈がされています。
老子道徳経は具体的な箇所もありますが、
基本は抽象的アートのような・・・捉えどころが難しく
また、詩的であったりもします。
私が初めて出会った本については特に思い出深いものがあります。
加島祥造氏の著書「タオ:ヒア・ナウ」
これが初めて出会った老子本でした。
当時の私はまだ二十歳そこそこの学生でしたが
この本のお陰で
こころがスッポリと老子に取り込まれてしまったんですね。
感受性に任せるまま
何度読んでも自由を感じることができるので
私の老子原点になってます。


以上のタオ:ヒア・ナウは写真集サイズで少し大きく、
章を数字で分けたりせず、自由に創られた本です。
写真も添えてあり心にすっと入ってきてくれる。

次に老子道徳経81章すべて網羅された文庫本です。

文庫本で入手しやすく
ずっと手元においておきたくなるサイズですね。
内容もタオ:ヒア・ナウを踏襲されたものです。
私が手元にあるのは表カバーは紛失してしまい
一見何の本なのかわからない状態になってますが
常に枕元に置いてる本です。

最後に好きな一節をご紹介

無為とは
何もしないことじゃない


無為とは、なにもしないことじゃないよ。
ぼくらはみんな、
産んだり、養ったり、作ったりするさ。しかし
それを自分のものだと主張しないこと、
熱心に働いても、
その結果を自分のしたことと自慢しないこと、
頭に立ってリードしても、
けっして人を支配しようとはしないこと、
頭であれこれ作為しないこと、
タオに生かされているのだと知ること、
それが無為ということだよ。
なぜって、この時にこそ、
君のなかにライフ・エナジーがいちばんよく流れるんだ。
これがタオという道のパワーなんだ。

タオ:ヒア・ナウ 加島祥造(P25より抜粋)


お読みいただき ありがとう!

いいなと思ったら応援しよう!