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言葉の力で人は変わるか?女医と女性医師

日本女医会という組織に入っています。
年頭所感を書く時期になり、言葉の力を考えました。



歴史ある女医会です。
私は山形支部長の任につきながら、やっていることは毎年の年頭所感を書くことと総会への出席だけという情けない仕事ぶりです。
会長はじめトップは素晴らしい先生方ばかりで、先日行われたキャリアシンポジウムは元厚労省事務次官の村木厚子氏を迎え、医師を目指す人ばかりでなく私にもとても勉強になりました。
辛い経験から話しが力強かった。
noteに書きました。

女医という言葉、今では使われることは少ないです。
最近は女性医師になりました。
そうすると男性医師とも言いやすくなります。

女医と医師
女性医師と男性医師
こういう対比になっているらしい。

昨年まで、日本リハビリテーション医学会はリハビリテーション科女性医師ネットワーク(Rehabilitation Joy Network)という委員会がありました。
今年、組織は変更して男女共同参画委員会という名前に変更して、さらに広い視野に立つ事業を行っていくことなりました。
(学会HPは現在もRJNで掲載されています)

言葉として浸透してきた、しかも、以前は、「女性」が主に名前がでていたのを、「男女」に変えた、日本語ですからどうしてもそうなります。
違和感があります。
毎回「男女」と話していると、女は二番目と頭の中で決めつけていくかも。
男性が持っている、そしてほとんどの組織が持っている、既得権というより既得権感というようなぼんやりしたもの、しかも心に染みつく強固なものを変えるのは難しいですね。


普段何気なく使っている言葉にあなたの考えが反映されているかもしれません。
言葉の力について考えてみませんか?

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