私の選択、地からつかむもの(1)
ヒトとの出会い、仕事など天から降ってくるものと思っていませんか?
私のSF(ストレングスファインダー)の上位資質はポジティブ、収集心、社交性、適応性、包含です。
集めることが自然にできるので天から降ってくるものが多いです。
今日はその中で自分で選んだもの、地からつかんだものについて書きます。どれも後悔していません。
だれにも相談しないで決めました。
どれも私の人生を変えることでした。
1.医学部を卒業して整形外科を専攻した
父は内科医、母は小児科医
医学部では障害児医療研究会に属していたので、両親は小児科に進むものと思っていました。
姉は父の大学の医局で内科医の研修医になっていました。
6年生の夏休み過ぎるころから自立したいと考え始めました。
収入もそうですが、自分で患者さんを手術、手術しない治療方針を両方できるようになりたい。
そのあとあった医局の説明会で当時の医局長(男性)は整形外科は女性に向いていないと発言しました。私の母校は東京女子医大、6年生は全員女性です。
今なら問題になるかもしれませんが、そのあと先生が語ったのは手術も保存療法も両方できること、これから発展する分野であることを熱弁され、かえって希望者が集まったくらい魅力的でした。今から思えば先生は本当に整形外科が好きで仕事に研究に打ち込んでいらしたんだと思います。
両親に相談せずに整形外科医局に入局することにしたのはもう30年以上もも前のことなんですね。
両親は反対はしませんでしたし、かえって一族の幅が広がると喜んでくれました。その時はそれがきっかけで遠くにお嫁に行くことは考えていなかったのでしょう。両親、特に父ががっかりしたのは、また別の話。
医学部を卒業した後何かを専攻するか、現在の制度では初期研修医の間にいろいろな科を研修することができます。
結婚しやすい、家庭をつくりやすい、偉くなりやすいと選ぶよりも、女性に失礼な医局長のように、自分の仕事の魅力を語れるような専攻科を選ぶことがその後の幸せにつながります。
続く