
Photo by
noriyukikawanaka
大好きには値段がつけられない
在米していたころ、友人の影響で、
アンティークショップを
ときどき覗くことがあった。
といっても、目利き、
なんてするセンスもなかったので、
見るのがもっぱらの楽しみだった。
私はもともと食器が好きだったので
やっぱり食器に目がいった。
++
遡れば、お気に入りのカフェにいきつく。
cafe blanc (カフェブラン)という
お気に入りのカフェがあった。
絵を描く線の細い奥さんと
物静かなご主人が営むカフェで、
一客づつ違うカップで
コーヒーをいれてくれた。
どんな風にカップを選んでいたのか、
想像でしかないけれど、
その人のイメージで選んでいた、
んだと勝手に思っている。
それから、食器に興味をもった。
++
アンティークショップを
いつも通りぐるりと見ていたある日、
はじめて、ひとめぼれしたお皿があった。
その店で買った数少ないもののひとつだ。
それはロイヤルコペンハーゲンが出している
母の日のための絵皿だった。
クリスマスプレートというのは有名で、
我が家にも何枚かあったけれど、
母の日プレートというのをはじめてみた。
そして、その絵柄といったら♡
フォーリンラブ!だった。
3枚違う絵柄があって、数日迷って
3枚とも買ってしまった。
ぜひ見てほしい♪
1973年版 デンマークのお母さん
1974年版 エスキモーのお母さん
1976年版 人魚のお母さん
離婚した時、ほとんどすべてのものは
処分したけれど、このお皿は
いつか娘にあげようと思ってしまってある。
この人魚ちゃんがとってもお気に入り。
骨董としての価値は、多分それほどないはず。
けれど、お気に入りとしての価値はすごい。
10万円出されても売らないと思う。
大好きのパワーって本当にすごい。
というわけで、大好きっていってみました♪