長谷寺
長谷寺に行ってきました。
長く続く階段、「登廊」を上がり、本堂が見えてくると、何処からともなく声明が聞こえてきます。
受付では、とても良い香りの「塗香」を手に頂き、観音様との結縁を示すという「五色線」というのを腕に付けていただきました。
ご本尊の、それはそれは大きなおみ足に直接触れてお参りできるというのが、特別拝観期間の特徴です。
すごいなぁ、ユニークだなぁ、なんてそのまま本堂内を進むと・・・
どこからか視線を感じ、ふと見上げると、暖簾の隙間から、声明を唱えている若いお坊さんがこちらを見ていたのでした。
見守っていると、皆さん、お経を読みながら、なんとなく落ち着かない感じで、ちらちらと方々に視線を投げています。
入っちゃまずい・・・わけではなかったですよね?
今日は何か法要の日だったのかな?確認すると、「常楽会」とあります。
常楽会とは、旧暦2月15日に行われるものとのことですが、この日はそうではない・・・
一体どういうことかな?と探ってみると、どうやら若いお坊さんの研修のための会なのですね。
なるほど、それなら納得です。
お坊さんたちのみずみずしい声明を聞きながら、ご本尊を拝ませていただきました。
何て美しく、慈悲深い表情なんだろう・・・
感動しながら、十一面観音菩薩さまの真言を頂きました。
真言宗でも、長谷寺は豊山派という宗派の総本山なのですね。豊山派のお寺を尋ねたのは初めてでしたので、色んな意味で新鮮でした。
ちょうどこれから、とても美しい花の季節になるのでしょうね。
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