【worthy stain】
山荒(やまあらし)のジレンマは嘘だと聞いた
背にしょった針寝かせて
互いを傷つけ合わないようにもできると
なら僕たちが繰り返し汚してきた
あの醜いそれぞれの染み
いったいなんだったんですか?
悔しさ食いしばり傷口が開く
紅(くれない)滲む
なんてざま
どこかで会ったことのある烏(からす)が
頸(くび)を動かす
恐怖こそが想像力を作り成す資材
絶対にああはなりたくないって
僕たちはいつも失敗を恐れてた
損失を被ることを怖がってた
仕方なかったんです
誰かのこと傷つけなければいけ