イタリア行きたい
午前5時過ぎ。日本、東京。
ああ、イタリア行きたい。
眠れない、
でもせめて昼には起きる生活を取り戻すために、いま必死に起きている。
大学受験をする頃から、いつも心に引っ掛かっていたイタリアという場所。
最初は、イタリア語学科に行くつもりで大学受験をしたが、落ちてしまったので、フランス語を学ぶことにした。
卒論のテーマはレオノール・フィニだ。
すごくニッチな画家で、画集も文献もすくないし、アカデミックな位置の人ではないから、たぶん卒論のテーマにする人はいないだろうな。
フィニはトリエステで育った人だ。卒論で書こう!と決めるまで、知らなかったのだけれど。
そして私が熱烈にすきな詩人ウンベルト・サバも、おなじくトリエステ出身の有名人だ。(須賀敦子訳「ウンベルト・サバ詩集」をよんで、とにかく感激したのだ!)
うん、トリエステにまず縁があるな。
そもそも国という概念は好きではないし、イタリアにすべてを懸けるほど理想を抱いてはいない。
トリエステはイタリアの中でも東欧やウィーンに近い地域であるし、辺境の地、というところに私は言い表しがたい魅力を感じてしまう。
まず向かうべきところは、トリエステだ。
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