TBS「リコカツ」出演中の大野いと!ポジティブな役は自分と真逆!?
女優デビュー10周年を迎え、写真集「mellow」では初のランジェリーカットを披露し、その美脚、美貌も注目される大野いと。現在放送中のTBS「リコカツ」では北川景子演じる水口咲の後輩、三本木なつみ役で出演中。ドラマの裏側や、自分時間の過ごし方について聞きました。
■なつみは発する言葉が太陽みたいに前向き!自分とは真逆の役柄。
―台本を読んだ時の印象はいかがでしたか?
すごく面白いなって思いました。“リコカツ”って言葉に対してはネガティブなイメージが強かったんですけど、台本を読んでみると、お互いのことを素直に言い合えているからこそ生まれるドキドキ感がありました。キュンってして、笑って楽しめる脚本で、毎回次が楽しみだなってなりました。
―“三本木なつみ”はどんな役ですか?
基本的になつみはポジティブです。私の根本的な性格とは真逆な役だったので、挑戦だなと思いましたし、この女性になることができたら視野が広がるなと感じて、頑張ろうと思いました。なつみはきっと悩みを抱えていたりもするんでしょうけど、発する言葉や行動が太陽みたいで、とっても前向きです。
バリバリ仕事をしていて、育ちは裕福で…オシャレに人一倍お金をかけられるので、お洋服も値段がするものを身につけている設定をいただいています。バリバリ仕事をする女性への親近感はもともとありました。明るくて、気持ちの切り替えがうまくできる、ポジティブな友達から話しを聞いて役作りしています。
私はネガティブ発言をしてしまいがちです…。「あぁ〜うまくできなかったなぁ〜」って落ち込んでしまいます。でも、落ち込んだときは3日くらいしたら「まぁいっか」ってなっちゃうんですけどね(笑)。失敗してしまったら反省して、参考になるような方々を動画で見て勉強しています。
■真剣な中にも、明るさがあって心地の良い現場。
―今まさに撮影中かと思いますが、現場はいかがですか?
笑いが絶えないです。映像からもちゃんと伝わっていると思うんですが、瑛太さん演じる絋一さんの役柄がすごく面白くて、スタッフさんもいつもドカンドカン笑っている温かくて素晴らしい現場です。共演者の方々ともたくさんお話しさせていただいています。真剣な中にも明るさがあって、心地の良い現場です。
これからは新しいキャラクターが出てきてキュンが増えたり、複雑な関係が出来上がったりしていって、さらに笑えてキュンとできるストーリーになっていきます。
■パンの香りを嗅ぐとついついお店の中へ。
―1日の中で、どんな時間が好きですか?
次の日が休みの時に、お仕事が終わって、近くのパン屋さんに行く時間が大好きです。前日から「明日はパンを買いに行くぞ!」って考えているのですごく楽しみなんです。
実家の目の前にすごくレトロな感じのパン屋さんがあって、毎日その香りを嗅ぎながら下校していました。東京に来て、パン屋の香りを嗅ぐとその時を思い出してついついお店に入っていたらどんどんパンが好きになりました。一日2回は食べているかもしれません。
ついつい食べてしまうので、ダイエットをしている時は“パン断ち”します…悲しいんですけど…。
―最近、ハマっていることや熱中していることはなんですか?
洋服のブランドを気にするようになりました。今まではファストファッションとか古着屋さんで気に入った可愛いのがあると買う…って感じだったんですけど、最近はブランドの名前とかをちゃんと覚えておきたいなと思っています。気になると、とことん調べるのがむしろ趣味なので、「スポーティー系はこのブランドが良いな」「このブランドはこの洋服も出しているのか」など調べているといつの間にかアパレル業界に詳しくなった気がしています(笑)いろいろわかってくると、さらに洋服の楽しさがわかるようになりました。
―今までとは違った生活スタイルを求められる中でのリフレッシュ方法はありますか?
近所を散歩するのがリフレッシュです。歩こうと思って歩く時もありますし、ちょっとそこまで行こうって思っていたら、いつの間にか目的地の先に行っていたり、あそこにも行ってみようってどんどん歩いていっちゃいます。
運動は嫌いじゃないんですけど、大好きってほどではなくて。でも動かないと気持ち悪い感じがするので、たまにジムに行ったり、散歩したりして動いてストレス発散しています。
最近、映画館で「素晴らしき世界」と「ヤクザと家族」を拝見しました。どちらも本当に良くて。予告編を見て観に行く映画を決めることが多く、特に「ヤクザと家族」はご一緒させていただいたことのある藤井監督の作品でしたし、予告編で流れていた主題歌の一小節がとても気になって拝見しました。
―最後に皆さん気になっている、美貌の秘訣はありますか?
美容は…人並みに気にしてはいます。ニキビはあんまり出来ないですが出来た時は放置します。治るまで頑張って待ちます。
美容についてあえていうなら、添加物が入っているものが苦手なのであまり食べていないです。たまに食べたくはなるんですが、カップ麺とかファストフードはあんまり得意じゃなくて。豆腐でもにがりを使ってないものを探して食べるようになりました。
“おばあちゃんが知らない表記のものは危険だ”ってネットサーフィンしている時に見つけて(笑)。調べていたら良い添加物と悪い添加物があることを知ったので、気にするようになりました。
【プロフィール】
大野 いと(おおの いと)
1995年7月2日生まれ、福岡県出身。映画の撮影を見学しているところをスカウトされ、芸能界入り。2009年、「週刊文春」のグラビア「原色美女図鑑」でデビューし、「週刊少年マガジン」の巻頭グラビアにも登場。2010年からは専属モデルとなった「Seventeen」をはじめ、様々なファッション雑誌で活躍。2011年、映画「高校デビュー」でヒロインに抜擢されスクリーンデビューを果たす。その後、舞台、CM、連続ドラマなど活動の幅を広げている。
写真・文/富永綾花