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#舞台#ミュージカル

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主に#舞台、#ミュージカルについてを紐解くマガジン
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「溝が…」「爪の先を…」仲良し4少年『ビリー・エリオット』当事者だからこその知られざる苦労に共感大

イギリスの傑作映画『リトル・ダンサー』を舞台化し、第63回トニー賞で10部門を受賞したミュージカル『ビリー・エリオット~リトル・ダンサー~』。約4年ぶりとなる日本版が11月24日まで絶賛公演中だ。毎シーン鳴りやまぬ拍手と感涙に包まれる本公演で主人公ビリー・エリオットを演じているのが、浅田良舞、石黒瑛土、井上宇一郎、春山嘉夢一の4名。オーディションによる難関を勝ち抜いて大役を手にした4名が、公演中の現在の心境や知られざる苦労、公演後に食べたい御馳走などを教えてくれた。ステージ上

海洋汚染から海を守りたい、というメッセージを宿す海の音楽劇『プリンス・オブ・マーメイド~海と人がともに生きる~』W主演を務める市村優汰と石原颯也を直撃!

2022年にデビューし、今回が初舞台で初主演となる石原颯也さん。 多くの舞台を経験しながら初主演作と出会った市村優汰さん。 2人の若き役者は海の音楽劇をどう捉え、どう向き合うのか。話を聞いた。 ■日常では出来ないこと、言えないことを芝居で表現できることが役者の魅力(石原)——役者を目指したきっかけを教えてください。   石原 昔から歌が好きで、歌手になりたいと思っていて、小学4年生のときに初めてミュージカルのオーディションを受けました。音楽系のミュージカルだったこともあって

俳優・平方元基「自分を知りたくて受けた」ハリー・ポッター役と、ファンと作るビルボードライブへの思い

2011年にミュージカルデビューをして以降、大作に次々と出演し続けている俳優・平方元基。   4月にはビルボードライブにて「GENKI HIRAKATA Billboard Live 2024~YOKOHAMA~」の開催を、7月からは舞台「ハリー・ポッターと呪いの子」にて新ハリー・ポッター役を演じることを控えている。   平方のこれまでのキャリアを振り返っても、2024年は節目の年となりそうな印象。2つの舞台を控える彼の現在地を探った。 ■「何をやってるんだろう」と思うも歌

11代目『ピーター・パン』山﨑玲奈、憧れの高畑充希と同じ舞台へ「“嬉しさ”より先に“驚き”が来ました」

1981年に榊原郁恵が演じて以来、40年以上も再演されてきたブロードウェイミュージカル『ピーター・パン』。バトンが受け継がれ、今回で11代目となるピーター・パンを演じるのは、第44回ホリプロタレントスカウトキャラバン「ミュージカル次世代スターオーディション」でグランプリを獲得した山﨑玲奈だ。   現在俳優として活躍する高畑充希、吉柳咲良などもここから羽ばたいていった、いわば「登竜門」とも位置づけられる舞台への抜擢。7月25日より東京国際フォーラム ホールCで初日を迎える前の心

「このお芝居でいいのか、と自分を疑い続けることが役者の持つ熱」16歳で演技の世界に飛び込んだ矢崎広の芝居論。

まもなく開幕するミュージカル「バンズ・ヴィジット」で風間杜夫演じるトゥフィークたち警察音楽隊がたどり着く辺境の街の飲み屋の常連客・イツィクを演じる矢崎広。16歳で役者を志して地元・山形から上京し、瞬く間にデビューを果たして以降は止まることなく数多くの舞台、そして映像作品に出演してきた彼が見る「芝居」。その熱のはじまりと向かう先を聞く。 ■何者でもない自分から役者・矢崎広へ——地元・山形から俳優を志して上京されたのが中学を卒業してからだと伺いました。地元を離れ新天地に飛び込む

「芝居中に自身がスパークしている感覚を味わえることが役者の魅力」役者・永田崇人のはじまりと現在

養成所在学中の2015年に「東京ワンピースタワー『ONE PIECE LIVE ATTRACTION “Welcome to TONGARI Mystery Tour”』」で役者デビューを果たして以降、ハイパープロジェクション演劇『ハイキュー!!』の孤爪研磨役をはじめ、舞台に映像作品にと出演の続く永田崇人。実は名門大学を中退して役者の道へと飛び込んだという彼の、芝居への情熱を聞く。 ■若さ故の無知は、夢に飛び込む時には無敵――役者になろうと心を決めるきっかけになった存在や作

唯月ふうか、駆け抜けてきたこの10年。良い作品に恵まれて、本当に私は幸せ者です

唯月ふうかが今年でデビュー10周年を迎える。ピーターパンを演じていた愛らしい少女は、今やミュージカル界を代表する女優のひとりだ。最近の作品での伸びやかで美しい歌声と頼もしい演技力からも、この10年で着実に経験を重ねてきたことがうかがえる。歌が好きな幼い頃から現在に至るまで、その軌跡を追う。 ■歌が大好きな少女が中3で感じた限界歌が大好きだった唯月、5歳頃には宇多田ヒカルの曲を歌う様子がホームビデオに残されているという。 「私は音楽とは無縁な、平凡な家庭に一人っ子として生まれ

ミュージカル「メリリー・ウィー・ロール・アロング」で現在から過去へ!?平方元基と笹本玲奈の自分時間はアクティブに。

数々のミュージカル作品に出演してきた平方元基と舞台のみならずドラマでも活躍を見せる笹本玲奈。二人が共演するミュージカル『メリリー・ウィー・ロール・アロング』ではどのような関係を見せてくれるのか。アクティブな二人の自分時間の過ごし方についても聞きました。 ■突然のしっぺ返しは人生あるある!? あの時、もしこうしていたら? 『メリリー・ウィ・ロール・アロング』はニューヨークで成功を夢見る3人の若者たちの物語だ。スティーヴン・ソンドハイムによる美しい音楽も魅力だが、なんと言って

前田公輝、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」で初の本格ミュージカル挑戦!

6歳の時に子役デビューをした前田公輝が今回、ミュージカル「ロミオ&ジュリエット」のベンヴォーリオ役で本格的なミュージカルに初挑戦する。5月21日に初日を迎えた今作品への意気込みと、現在の自分時間の過ごし方について聞きました。 ■ミュージカルはお芝居に歌をのせる作業が難しい 歌を歌うことは、舞台「天才てれびくん the STAGE〜てれび戦士REBORN〜」で少しやっていました。でも、本格的なミュージカルをやってみたいという願望が強かったんです。実は、自粛期間中にディズニー

ブロードウェイミュージカル「ピーターパン」制作発表、スペシャル歌唱レポート!

今年で日本上演40周年を迎えるブロードウェイミュージカル「ピーターパン」!その制作発表が6月21日に行われました。10代目ピーターパンの吉柳咲良を筆頭に、アニバーサリーイヤーを盛り上げる小西遼生、美山加恋、宮澤佐江、瀬戸カトリーヌ、そして演出家の森新太郎も登壇。歌唱パフォーマンスも行われた賑やかな制作発表の模様をお届けします。 ■いざ、夢の国へ!『えばってやるぞ』『ネバーランド』音楽とともに登場したのはピーターパン吉柳咲良と、ウェンディ美山加恋。 「僕だけの影法師」を喜ぶ無

新演出『ピーターパン』速報!吉柳咲良&美山加恋&宮澤佐江に聞いた、癒し時間とマイブーム「筋トレ!」「コーヒー!」「さえとも!」

青山メインランドグループファンタジースペシャルブロードウェイミュージカル『ピーターパン』が、2021年7月22日から東京でついに開幕!しかも今年は日本公演40周年というアニバーサリーイヤー!森新太郎氏による新演出にも注目が集まっている。かつて榊󠄀原郁恵、笹本玲奈、高畑充希、唯月ふうから実力派が演じてきたピーターパン役を務めるのは、今回で4度目の挑戦となる吉柳咲良。そして夢の国ネバーランドに一緒に行くウェンディを美山加恋、ウェンディたちとネバーランドで出会うタイガー・リリーを宮

受難を乗り越えるために必要なのは情熱 ――市村正親×武田真治が語る、 ミュージカル『オリバー!』と大切にしている日々の営み

10月7日から本公演が開幕するミュージカル作品『オリバー!』。この作品の重要キャラクターであるフェイギンをWキャストで演じるのは、市村正親と武田真治。14年前にミュージカルで共演して以来、“師匠と弟子のような関係”というふたりが、この時代に取り組む『オリバー!』への思い、そして、普段の生活スタイルや趣味、リラックスできる時間についても話を聞かせてくれた。 ■懸命に役に取り組む子供たちの姿に、人類の未来が見えた 1960年にイギリスで初上演されて以来、不朽の名作として知られ

柿澤勇人、ついに浮気か!?絶対的犬派が30代後半で心変わり「真剣に検討中」

この人のルーティンを聞きたい!今回直撃したのは、3月21日から始まるミュージカル『ブラッド・ブラザーズ』に主演する俳優の柿澤勇人。舞台本番直前に行う“アイドリング”からテンションを上げてくれる“魂の一曲”、そして衝撃の“浮気”カミングアウトまで。34歳の今をとことん語り尽くしてくれた。 ■稽古や本番に対する期待感は高い ローレンス・オリヴィエ賞の作品賞に輝いたことでも知られる『ブラッド・ブラザーズ』は、日本でも1991年以来繰り返し上演されてきた超名作。今回は日本初演のプ

オンラインサロンリニューアル!宮尾俊太郎が原作ファンの多い作品の舞台に出演する際の心構えとは

ミュージカル「フィスト・オブ・ノーススター〜北斗の拳〜」では原作ファンも多いラオウを見事に体現し演じきった姿が記憶に新しい宮尾俊太郎。オンラインサロン「Miyao Studio」を始めてみての現在の心境を伺いました。 ■オンラインサロンで近づいたお客様との距離 オンラインサロンを始めて、お客様との距離が近づいたなと感じて、とってもよかったなと思いました。お客様との交流は、ご時世柄、オンラインミーティングが多かったですね。都度みんなで集まって、その月にあった出来事を報告した