ユートピア/湊かなえ
湊かなえさんを知ったのは「告白」だった。作品に触れたのは映画が先だった。友人についていったので、前情報なしで告白を見たのだが、当時の衝撃は今でも覚えている。無自覚にハッピーエンドを好んで選んでいた自分を強く自覚したのも覚えている。
今回はユートピアを読んだ。湊さんの作品を読む前はいつも自分がどんな感情になるのかいつもドキドキしてしまう。決して共感したいとも、進んで読みたいとも思わないと思っているはずなのに、どうしても手にとってしまうし、どこかで共感してしまう自分がいる。怖い