面接授業受けてきました。「捜査・裁判の心理学」
先日、今学期最初の面接授業に行ってきました。「面接授業」というのは放送大学のスクーリング。全国にある学習センターで受けることができるんですが、なんだかんだいって、面接授業はまだ東京文京学習センターが続いています。
1年目は、神社・神道の基礎知識、不穏と不安の民俗学、と自コースから少し離れた科目を取りましたが、今回は心理学。土日の2日間で受けてきました。
今学期は面接授業以外も自コース(心理と教育コース)ばかり。本格的に勉強し始めた感があります。
事前準備:参考書を買う
面接授業もだんだん慣れてきました。
シラバスにある「参考書」は読むべきか否か。
今までの面接授業の様子から、特に読まなくてもよさそうだけど、読んでおくと授業がわかりやすい(あたりまえといえばあたりまえ)。
今回も一冊だけ、買ってみることにしました。
「裁判員の判断の心理:心理学実験から迫る」
今回の担当講師である伊東先生の著作です。
「裁判員の判断の心理:心理学実験から迫る」は薄めの本だったんですが、他の科目の勉強もあるので、面接授業ギリギリまでかかってしまいました。
通勤時に読めばサクッと読めるくらいの本なんですが、私は通勤しない自営業者。こういうところはちょっと弱い。
授業の大枠と感想
定員78名だったので、結構大人数のクラス。早めに行って前の方の席に陣取りました。最近、スライドの文字が小さくて見えない、ということが多いので、視力対策です(トホホ)。
授業内容を詳しくは書けませんが、大きく分けて、目撃者、自白、裁判員。
時折、簡単な実験も交えながら、人の記憶や認知、判断がいかに危ういかをみていきます。
たとえば面通しの仕方もいろいろあって、メリットやデメリットがそれぞれあり、きちんと研究されていることなども。
私はミステリドラマが好きで、特に捜査過程や取り調べシーンの供述の取り方などにとても興味があるので、非常に面白かったです。同時に、現実に起こっていることを考えると怖さと難しさをひしひしと感じました。
一緒に受講している皆さんもなんとなく前のめり。質問の機会を多めに取っていただいてたんですが、質問、多かったです(だからかな)。
その中のおひとりが「テレビドラマの見過ぎかもしれないですけど…」と前置きしているのを聞いて、みんな一緒かも、となんだか和みました。
前述の参考書ですが、日本の裁判員制度は独特で、私がよくみる欧米ドラマとはだいぶ違うので、理解に役立ちました。
大学で学ぶことの楽しさ
シラバスでは、認知心理学などの入門書を読んでおくことがすすめられていました。
今学期ではまさに「知覚・認知心理学」を取っている最中。授業の中にも関連しそうなことが出てきました。
研究データの取り方の話では、同じく履修中の「心理学研究法」で習ったことも理解を助けてくれて(というより、習ったことの実例をみてなるほどこういうことね、と思ったと言ったほうが合ってるかも)、あちこちで得た知識がぽちぽちとつながるような、こういう感覚はとても面白かったです。
大学に入ってまだ少ししか学んでいないのに、いろんな角度や観点から未知の世界を深めていっている実感。全く新しく学ぶ心理学でなく、なじみのある「人間と文化コース」や「社会と産業コース」だったら、ここまでは感じていなかったかも。
おまけの話:いろいろ用事を済ませてきた
1日目のお昼休みにはWifiの利用申請を出し、IDとパスワードをもらいました。これでPCを使う面接授業もばっちり。
ついでに、今年度の「学習センター利用の手引き」ももらってきました。「学生生活の栞」の内容抜粋やセンターの案内、自分の予定も書き込めるスケジュール表もあり、コンパクトに持ち歩けるので、ひとりで勝手に生徒手帳と呼んでいます。今回の表紙は衝撃のパープル系。
今学期用にブックカバーももらってきました。
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