フランスひとり旅 (2日目: エッフェル塔とモネの家)
1日目からの続きで、フランス一人旅の2日目です。
(旅の全体のスケジュールはこちらの記事でご覧になれます)
地下鉄でエッフェル塔最寄りのマクドナルドへ
6時50分 パリ最初の夜が明け、目覚めました。7時間ほど眠ったものの心拍変動が割と乏しい結果に。旅先で緊張しているのでしょうか。
7時30分 本格的に支度をはじめ、8時15分にホテルを出ました。土砂降りの中ですが、私の退職に際して開いていただいた送別会で支店の皆さんから頂いた折り畳み傘をさして出発しました。地面が一部滝のようになっていて、足元はすぐずぶ濡れになりました。今日は「Maubert - Mutualité」駅から地下鉄の10号線に乗って出かけます。
8時40分 地下鉄を降りたのは「La Motte - Picquet Grenelle」駅。ここはエッフェル塔から1番近いマクドナルドの最寄駅です。朝マックを食べたいとそう思い、今朝Googleマップで検索した場所です。地下鉄を降りて地上に出ると雰囲気のいい高架鉄道が見えました。これは乗ってみたい(後で乗ることになります。)。
8時45分 マックに到着。注文する機械のタッチパネルは日本語に変更することもできたのですが(「日本人」と書いてある。きっと「日本語」も「日本人」も"Japonais"だからかな。)。画面が進んで肝心のところはフランス語表記で何かわからないため、英語にしたほうが使い勝手が良いと感じました。マックカフェのメニューからクロワッサンとドーナツとコーヒーを選びました。地下にあるお手洗いを借りると手の乾燥する機械はダイソン製でした。ヨーロッパを感じます。
高架鉄道は地下鉄6号線だった
9時20分 マックを後にしてエッフェル塔に向かいます。Googleマップで検索したところ、先ほど乗りたいと思って見た高架鉄道に乗る経路が案内されました。一部区間は高架を走っていますが、これは地下鉄6号線だとわかりました。「La Motte - Picquet Grenelle」駅で乗るホームを間違えてしまったことに気づき(反対方向行きホームにエスカレーターで上ってきてしまった。)、階段を降りて反対側のホームから電車に乗り「ビラケム」駅で降りました。
日本の文化紹介するパリ日本文化会館施設の横を通ってそしてエッフェル塔のほうに向かう道の途中、エッフェル塔の姿が見えてきました。
エッフェル塔は美しい
いよいよ公園の脇でセキュリティチェックを受けた後でエッフェル塔の真下へ。事前にエッフェル塔の公式サイトでチケットを買っておいたため時間を節約できました。
事前に購入したチケットは時間指定があり、エレベーターに乗るには少し余裕があったのでエッフェル塔の真下から上を見てみました。対角線を目測してほぼ塔の中央に立って見上げてみるとエッフェル塔は幾何学模様のようでした。
10時 エレベーターに並ぶと、もう一度セキュリティ検査をしてから乗り場へ。斜めに昇降するエレベーターで2階(真ん中)の展望台に向かいます。
アクセスできる階によってチケットの値段が違うのですが、私は一番上の展望台にどうしても行ってみたかったので、「1番上エレベーターでアクセスできる・シャンパン1杯つき」というチケットにしました(シャンパンなしのチケットは売り切れでした。)。
10時30分 2階の展望台からの眺めを楽しんだ後、先ほどの斜めのとは別のエレベーターで最上階まで昇ります。
エレベーターを降りて最上階の展望台に行くと素晴らしい景色が広がっていました。お約束のシャンパンを頂きつつ四方の眺めを楽しみます。2階からの景色とは全然違いました。
朝は土砂降りだったのに、一瞬青空がのぞいたのもラッキーでした。
パリの景色と、エッフェル塔にのぼったなあという感慨深さを味わった後、下に降りました。1階の展望台から地上へは階段を使いました。
改めて間近で見上げたエッフェル塔。構造や機能は勿論のこと、デザインが美しいなと感じました。
この塔が120年も昔、日本の明治時代からあったというのがまたさらに凄いことだと感じました。夏目漱石や山下清がかつて眺めた高さ330メートルの塔を、今日私は見ているのだなぁと。
現地発着・バスツアー集合場所へ移動
正午まえ エッフェル塔を出てイエナ橋のたもとへ。ここからは数社のセーヌ川クルーズの船に乗ることが出来ます。次の予定までの時間を逆算し、trip.comでバトーパリジャンのクルーズ船を申し込んだのですが、即時予約確定にはならず、30分後の次の便に乗れるかも不確定だったため明日出直すことにし、ジヴェルニーに向かう現地ツアーの集合場所に向かうことにしました。
パリからジヴェルニーに向かう現地発着ツアーは、パリ・シティ・ヴィジョン社などいくつかの会社が提供しており、それぞれ観光体験の申し込みサイトを通じて申し込むことが出来ます。前述の会社のツアーが満席だったため、シティ・ワンダーズ社のツアーをGetYourGuideのサイトを経由して事前に予約しました。このツアーの集合場所はパリ市内の中心部から少し離れた場所にあり、公共交通機関を利用しての移動が必要でした。
Google マップの案内の通りにパレ・ド・トーキョーの横を通り階段を上って左にあるバス停でバスを待ちました。が、オリンピック準備の影響なのかバスが来ません。そして手書きの張り紙に不穏なものを感じます。
12時30分 ここにはバスは来ないのだと感じ取り、結局地下鉄を乗り継いでいくことにしました。「イエナ」駅から地下鉄9号線に乗り「フランクラン・デ・ルーズヴェルト」駅で1号線に乗り換え「Neuilly Porte Maillot」駅へ。
13時頃 地下鉄を降りると国鉄の駅舎のほかにトラムが走っているのを見つけました。短距離ですが1 week navigoを持っているのでこれにも一駅乗ってみることにします。
そして昼食は結局中華料理。またしてもアジアンフードから抜け出せませんでした。
バスでモネの家、庭園を巡る半日ツアー
13時45分 事前のご案内メールの指示通りに15分前に集合場所に行き、係の方に名前を告げると教会の前で待つように言われました。そして少し歩いた場所からバスに乗車。
隣の席には誰も来なかったけれど、ギリギリで欧米の女性が乗ってきました。その方はオーストラリアから来ていて、今イギリスやシンガポールやらを2ヶ月ぐらいかけてリタイヤしたばかりの旅の途中との事。またご主人は大阪でスポーツのコーチとかやっていたため日本の学生のホスト的なことをしたこともあるそう。iPhoneから何枚かの写真を見せてくれた中にはご自宅のキャンピングカーもあり、桁違いだなぁと感じているところバスはヴェルノンへ。
パリからジヴェルニーまでは約70キロほど離れています。電車でヴェルノンまで行きバスでジヴェルニーに行くこともできるのですが、午後からの半日を効率的に過ごすために高速道路を走るバスは有効だと思い、これだけ現地発着のツアーに申し込みました。
パリを離れるにつれ景色ものどかになっていきます。バスは高速道路を降り、橋があるところまでセーヌ川沿いに北上し折り返してジヴェルニーに向かいます。
15時過ぎ ジヴェルニーの駐車場にバスが到着。まずジヴェルニーの教会でモネのお墓を見てから、来た道を歩いて戻り、ガイドさんからチケットを受け取っていよいよモネのお庭に入ります。
16時過ぎ まずは地価の歩道で道路を潜り抜けて日本庭園に行ってみました。竹林からまわり睡蓮のお庭にでました。ガイドさん曰く、睡蓮のお庭は曇りの日が良いそうです。平日の午後ということもあり、ゆっくりとお庭を見られたのがラッキーでした。旅の目的の一つ、もう一つ達成できました。ここに来てみたかったのです。
その後イングリッシュガーデンとモネの邸宅にも行ってみました。階段には、広重の絵とか日本の絵がたくさんかかっていました。
原田マハさんの『ジヴェルニーの食卓』に書いてあった通りです。モネは日本の絵が好きだったんだなぁと感じました。
そしてお待ちかねの黄色いダイニング。写真でイメージしていたまっ黄色ではなくて、少しパステルイエローに近い感じだなと思いました。誰もいなくなった瞬間があったので、1人でセルフィーも撮れました。
モネの邸宅を堪能した後、もう一回見たくて睡蓮の庭に戻ってみました。雨が降ってきたので、睡蓮の池に雨が落ちている様子を味わいました。
17時50分 なんとなく顔を覚えた同じツアーの人たちがバスの方向に向かっていくのでついて行き、バスに戻ります。帰りは私の隣は誰も来なかったため車窓を楽しみつつ寝落ちしました。
老舗デパートを見てからホテルに戻る
19時20分 集合した場所の近くでツアーのバスを降りました。次は老舗のデパートの吹抜けを見てみたくて、トラムとバスか地下鉄か何かを乗り継いで「ギャラリー・ラファイエット・パリ・オスマン店」に向かいました。
オペラ座を見つつ、デパートに着いたときには20時15分。エスカレーターで3階まで上がって吹き抜けを見ました。同じデパートの別館にも行ってみましたが21時半まで営業のレストランはラストオーダーを過ぎていて、夕食を食べ損ねました。
21時前 今日こそは勇気を出してビストロみたいなところに入ってみようと、外の黒板を見ながらウロウロして、ちょっと空いたところがあったので試してみたらどうやらモロッコの料理の店でした。鶏肉とゆで卵切とキャベツを似たようなメインにカレー味の豆みたいなもの、そしてミントのような味のお茶を頂き満腹に。
22時過ぎ バスでホテルの近くに戻ってきました。水とオレンジジュースが欲しかったのでGoogleマップで探した「G20」というスーパーへ。シャワーを浴び、23時過ぎに就寝。
(3日目に続きます)