水素より透いて通った水があるならば天然水は売れない

九月二日、日記の後ろについている空きページに、短歌を書いてた。
はじめてまとまって書いたから、それほどな首もあるけど、ぜんぶ記録しておく♩✴

十七才 おとなの証 みつけたら 歯ブラシ大きくなっている

シャーペンを にぎるこぶしが 黒くなる 集中読書 感想文

「押さないで」ちょっと背中が 痛いから 幼稚園児の ダンゴムシが言う

(夏すぎて よく分からない 眩しさで 青いガラスが 光つているなら)

遠くから 差し込む反射 ビカリなら あの子もはっと 振り返れよ

アメ玉を 透かす光な らどれほど あまいイチゴも うらやむだろう

肌の内 がすこしこそば くてあつい きっとこれが 恋なのだろう

見つけたら ちょっとつまんで 押してみる 砂粒みたいな ダンゴムシさん


























ジョバンニは、走ってその 渚 に行って、水に手をひたしました。けれどもあやしいその銀河の水は、水素よりももっとすきとおっていたのです。

銀河鉄道の夜 / 宮沢賢治


二冊目

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