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雨の日のリビングからお送りします
リビングでコーヒーをすすりながら単語を探す時間の至福.
頭を掻いてみたり、天井の照明を見つめてみたり、そんな時間を過ごす至福.
家の中も外も静寂に包まれながら雨だけが響いている.
片手に文庫本、デスクの上には少し前に手に入れたちょっと良いコーヒー.
文庫本は椎名誠の「さよなら、海の女たち」
今日は文豪家気分に浸っているような感覚でいたい.
雨の日はみんなが家でゆっくり過ごしていることを想像すると暖かくて不思議な感覚になる.
雨は本当に素晴らしい時間だと思う.歩いている時に傘に当たる音、ベランダに落ちる音、雨に打たれながら走る車の音.
歩いている時の雨は耳を傾ける音だが、家にいるときの雨は本のつまみであって本を引き立てる脇役に回ってくれる.
こんな人間様視点をするのが如何に幸せなのか.と調子に乗ってみたり.
唯一現実逃避ができる時間、それが雨の日であって休日なんだなぁと.