名優アルゼンチン人俳優3選
こんにちは、ぺぺです。
本日は前回に引き続き芸術の秋にぴったりな映画の話題をお送りします!
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名優アルゼンチン人俳優3選
アルゼンチン映画の中にはハリウッド映画に負けずとも劣らない名作が数多く存在します。その中に登場することの多い、人気俳優をランキング形式
1~3位で紹介します。
3位 エドゥアルド・ブランコ
名脇役No. 1。 主役を張ることは少ないが縁の下の力持ち的な、主役を引き立たせるのが非常に上手い俳優さんです。
特に1990年代後半から2000年代初頭の名作、El mismo amor, la misma lluvia(1999), El hijo de su novia(2001), Luna de Avellaneda(2004)ではすべて主役の友人役を務める。
役回りは、感傷的でおしゃべり、冗談好きな、それでいて少し女たらしな中年男性役として起用されることが多い。
アルゼンチン映画界の巨匠 Juan Jose Campanera(アルゼンチンの北野武と勝手に呼んでいる)の名作に必ずと言っていいほど起用されており同監督からの信頼も厚い印象。ヒューマンドラマに欠かせない名脇役の1人です。
2位 ギジェルモ・フランチェラ
コメディーの王様。Comedia romantica(ロマンティック・コメディー)をやらせたら一級品。
2013年に公開されたCorazon de Leonは名作。Corazón de León | Facebook
1.36mしかない男性Leon役を演じ、社会の偏見に苦しみながらも一目惚れした相手、Ivanaにふさわしい男性になろうと必死に努力をしていく。
一癖、二癖ある主人公の恋愛を表現するのが上手だと思います。
彼の強みが生きるのは、やはりコメディーでありアルゼンチン特有のスラングをまくしたてて笑いを誘います。
二枚目ではないですが、トレンディー俳優といったところでは日本の武田鉄矢さんのような存在です。
1位 リカルド・ダリン
ヒューマンドラマの申し子、リカルド・ダリン。
1990年代から頭角を現し、今やアルゼンチン映画界を代表する名優に。
超がつくイケメンではないが演技派で、どの役を演じさせてもダリンが演じる役に吸い込まれてしまう。
近年の映画でも主役を張る、売れっ子俳優に変わりはないが、個人的には彼が若かりし頃に出演した2000年代初頭の代表作、Luna de Avellanedaを推したい。
Luna de Avellaneda » Premios Goya 2022
ダリンが演じるのは、廃れたスポーツクラブの役員。過去には栄華を誇った地域クラブが時代の波に抗えず没落の一途をたどり、借金が返せないことからついには売却の動きも加速する。
ダリンはクラブを愛する身として、売却を却下するよう動く。しかし、反対勢力に押され、ソシオ(会員)を集め売却をするか否かの多数決会議をすることに。
ソシオを前に、演説するダリンのリーダシップ・人間臭さに魅了される。負け戦とは薄々分かっていながらにクラブへの無償の愛、忠誠心を粛々と語る彼の姿に心を動かされずにはいられない。
3位で紹介したエドゥアルド・ブランコとの名コンビの演技にも注目です。