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手相は人生を語る #私の学びなおし

占いの3つの軸

「占い」と聞くと、何を思い浮かべるでしょうか?大半の人が、星占いか手相なのではないかと思います。占いに全く興味がなかった頃の私も、星占いと手相は、自分の身近にありましたし、たまに気休め程度に使っていました。

占い師学校で初めて知ったことが、占いには、「命・相・朴」という3つの占術があるということ。命は誕生日、相は手や顔に出ている相、そして朴はタロットや易(木の棒みたいなのを使うやつです。)を使って占う方法。「占い師っていうのは、この3つを占術として持っていないと仕事ができません。」と言われ、「はぁ、そういうものなのね。」と、必死になって学びました。

約1カ月半、猛特訓の末、占いの知識を叩き込み占いの仕事を始めたのですが、手相に対しての苦手意識はずっとぬぐえませんでした。だって手って、本当に本当に色んな形・線・色・厚さがあって読み解くのが難しいんです。

中華街といえば手相

占いの仕事を始めたら、一度は鑑定したい場所が横浜中華街。でも占い師の間では、「中華街 = 手相鑑定」が合言葉みたいになっているくらい、中華街で鑑定するなら手相をみることが必須。手相が苦手な私は、中華街で仕事をすることになかなかチャレンジできませんでした。

しかし、先日あるチャンスを頂き強制的に中華街で鑑定をすることになりました。

日曜日の朝11時~夜8時までの9時間鑑定。予想通り、鑑定の依頼があるのは手相ばかり。正直手相で話せるのは3分が限界だった私は、顔は笑顔でも背中は緊張で汗だく。必死でお客様の手の形・線・大きさ・色を追いかけた9時間でした。

手から勇気をもらえる

1日の鑑定を終え感じたこと。それは「みんな一生懸命生きてる」ということ。1本1本の線が、その人の人生を語り、普段出さない感情も表していました。この日、多くの方の手をみせて頂き、私は占い師として、「手相をもう一度学び直さないといけない」と思ったのです。

手相は、その人自身が持って生まれた普遍的なものと、今現在刻々と変わっている自分自身を、隠すことなくまっすぐに表してくれます。生きていく中で、辛く悲しくもう前に進めないと思った時にも、自分の手をみることで、自分の強味を思い出したり、自分をねぎらったり優しくしたりすることができます。占い師が近くにいなくても、もう一人の自分で自分のことを占って勇気づけることもできるはず。

お客様とお話する限られた時間の中で、お客様の手が、世界でたったひとつの素晴らしいものだと余すことなく伝えきるために、私はいま、手相を真剣に学びなおしているのです。

#私の学び直し