女と男どっちが得? 不毛な話を真面目に考えてみた

一昨日に引き続き、時折一人で考えている事を今回もまとめてみました。人に見せる形にまとめて書くのに慣れるのと他人に見せるのに慣れるため、これからも書いて発表していきたいと思っています。とにかく発表の精神


本題のおはなし

男と女のどっちが得するかの話、これはよくTwitterや雑談などで、盛り上がったりする話題です。ただの感情論になりがちな話ですが、あえて真面目に考えてみました

しかし途中まで書いていてこれは公平な視点なのかと、僕は男性でしか無いので執筆後半に躓きました。

ので! 男女どっちが得か情報をググりました。検索したら頭に出てきた、きゃんきゃんとかいうナウいヤングのサイトのアンケートも併せてみると良いかも。単純なアンケートとしても有意義で、軽い考察なんかも載っていますよ。

「男」VS「女」得しているのはどっち?圧勝したのは…
https://cancam.jp/archives/155421

身体的社会的な部分などの項目から得と不公平を考察しています。

ちょっとアンバランスな対比ではあるけどよくまとめられていますし(少し表現をぼやかして、出版社として社会的なバランスを取ったともいえる)、男女の違いも分かりやすくなっています。

そこで私の記事では結論を明確に書くために、得と損という視点でまとめました。


得なとこのおはなし
女性:女性専用サービスなどサービス面で得な事が圧倒的に多い、仕事や普段着などを中心に社会的に受け入れられるファッションの自由度が高い。

明確に男性お断りの仕事は多いが、女性が必ずダメな仕事は少なく仕事選択の自由度は高い、恋愛面では男性との上方婚という玉の輿、ウルトラCな現象があるし優位がある。

社会からの恩恵や個人的な自由の多い女性。


男性:会社は男性が多く男性中心的な社会であるのと体力があり肉体面で優位があるのが特徴。

責任ある立場につきやすく身体面の優位から個人としても力を行使しやすい男性

個人的としての自由の女性と身体的・社会的優位の男性のような構図が見える


損なとこのおはなし
女性:生理など体調が不安的で肉体的な制限が比較すると多い。

家庭的な行為など女性的な仕事とされる行為を無理やり押し付けられたり男性が優位であるために(ように)社会的に抑圧されやすい女性


男性:力仕事や残業などを社会的責任として負わされがちで、性的にもジェンダー論的に非難されやすく女性の多くから下方婚の対象としてみなされて居ないため結婚が難しい。

自殺率が高い男性(理由は女性より精神的に弱い可能性と社会的な圧力が強い可能性?弱者が反転する要因でもあるかも)。

社会的抑圧・身体的制限の女性、社会的責任を負わされ自殺率も高い男性という構図が見える


ここから女性はやれる事が多く、その種類は多い。やろうとすれば色々な事が出来る。高い自由度の半面、身体的に社会的に不利だったり抑圧されている事が分かる。
男性は会社や社会で重要な立場になる事に社会的身体的に向いている。その反面、社会的な地位に関わらず様々な責任を負わされているのが分かる。


読者の皆さんはお気づきだと思う。良い部分には悪い部分が反対に隠れてて、悪い部分には良い部分が反対側にあるのです。読んでいて同じこと書いてないか?とトートロジーのような不毛さを感じたと思う(僕は書いてて感じた)

これは基本的に良い部分と悪い部分が二律背反で、良い面があっても社会的な責任を架せられたり。悪い面があればそれをカバーするように社会的に優遇されるということで、単純に良い悪いとハッキリ言えることはあまり無いということだ。

抑圧や責任などの圧力も結局は身体的な出来る事・出来ない事や向いてる事・向いてない事から、両性に与えられて今日まで来てしまっているのだ。


少し別の視点になるが先ほどのcancanのアンケート調査を見ると、男女ともに女性の方が得だと多くが認識しているが、逆に女性の方が不公平を負っているという認識を男女共にしているという事が、明らかに分かる。

「男」VS「女」得しているのはどっち?圧勝したのは…
https://cancam.jp/archives/155421

また女性は男性と女性どっちになりたいか聞くと多くが女性と答えるが、男性はどちらでもない・女性という選択肢を選ぶ人が多く男性のみを選ぶ人は少なかった。

そこから女性の方が得していると男女ともに感じているが、男性が女性と比べて自分の性に対して不公平を感じていないのが分かる。上記に書いたような社会から負わされた責任があるため、それを当然に思っている男性は多く。男性は責任と不公平を受けいれてるのだ(来世は女性と考えてる男性は責任を来世まで引き継げないと思っているのだろうか)

責任を全うする事を運命にする男性運命的に幸福に愛された女性という構図がここに生まれる。


結論のおはなし

まとめると男と女がどっちが得かの結論は、女性になります。

まず女性の方が自由である事がまず理由に挙げられます。

身体的社会的な向き不向きはありますが、何かをしようとするとき選べることの多さと他者からの責任がやや小さいのが大きい。

また男女ともに抑圧や圧力がありますが、それらの強さが形になったと言える自殺率が女性の方が男性より低いのも大きな要因です。

全体的にも、男性は得の部分が少なく損が大きいので男性が損となりました。社会的な成功者は男の方が多いという反論もあるかもですが、周囲より抜きに出て利益を還元されるから成功者であり。成功者でない男性の方が成功者よりずっと多い。

例を挙げますが、成功者の目安を会社の課長以上のポストとすると、課長以上は会社の社員の10%弱と言えば分かりやすいかもしれません。同期の人間で課長以上になる確率は30%ほどと言われています、外部の人員である派遣社員も含めれば成功者の割合は更に低下します。

男であっても成功するというのは明らかな狭き門であり、ほとんどの男性が成功者になれないのが現実です。


別の見方

元来の論議通り『男と女がどっちが得か』という、大きな主語で語るある種の不毛な議論を考察していきました。

論理的には正しい結論が出たと思っていますが、男女の性差があるにしても個々人の性格で損得の基準はかなり違うということは言えます。何を欲求として求めるかが個々人大きく異なるからです。

なので、大きな主語で混乱を広げてしまうだけでなく、もっと身近な別の見方をしてみたいと思います。そこで個々人の性格に着目して二つほど例を考えてみました。

繊細な人 直接的な圧力を受けると傷つく事が多いため。社会的責任からくる強い圧力が多い男性より 自由度が高い女性である方が得という事。
成功を好む人 は社会的・身体的に有利なので、単純明快ですが男性である方が得という事。

自由をとにかく謳歌したいか、または大きく傷ついても良いので大きく成功したいか、というような欲求に着目した話にすると男女の得な部分の差異が分かりやすそうです。

大きな主語に頼るより個々人の問題や性質に近づけるので、個人にとって有益な感覚があります。自分を知るカギと言うのはそういうところにあるかもしれません。


僕は女性になってみたい気持ちは昔からありましたが、色々まとまめてみたら理由も分かりやすいですね。

だからこそ※バ美肉のように、仮想的にだけでも女性になろうとする・なりきろうとする男性が出てくるのかもしれませんね。全く別の何かになろうとする行為は、自由を行使する行為そのものですから

※ バ美肉はバーチャル美少女受肉おじさんの略 2Dや3Dのアニメーションを使って男性がネット上で美少女になり切る人の事を主に指します。イラストレーターが自分の絵を使って個人的にバ美肉する事が多い

※2 女性というより美少女になって可愛くなりたいと思ってる人が多いのですが、創作界隈発祥なので自分が作った美少女に触れてなったのかもしれない。これについては長くなり別記事が必要になるレベルなので、ここまで


結論の結論

話は少しずれましたが閉めです。両性の違いを理解して女性という性に向けられている支援と理解(抑圧の軽減)、男性の責任の軽減と自由さの拡大の両立することは出来るのではないかと思います。

さっき唐突に話題として出してしまいましたがバ美肉のようになりたい自分になろうとする動き自体は広まっていますし、今まで普通のように扱われていることもジェンダーについての問題が取りざたされていることも増えており。

主張が正しいかは別としても、活動家などを除いての社会的な運動が起きており自由な社会に向かっているような雰囲気は実際あります。

情報が多く、暗くなりがちな現在ではありますが。未来を前向きに見て良いと個人的にも感じてきました。

そんなこんなで最後に希望を添えて終わりとします。最後までお疲れ様でした。


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