日比野は悲しくなった。祭囃子の練習が聞こえなくなった。途端、秋の気配を感じるのは何故だろう。四季は俺の外側にではなく内側にあるのではないか……
天気予報も気象図も無意味に思え「俺の夏は終わらないっ!」とタンクトップ1枚で外に飛び出した!
確かに、雲が夕立を降らす準備を始めていた。
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矢口れんと
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