矢口れんと 2020年2月18日 07:29 日比野は涙した。路上で人目も憚らず。そうか、俺は辛かったんだ。留年も決まり…女子にも振られ…誰も俺の泪を気にも留めない。みんな自分の泪を堪えるのに必死なんだ。風が吹き荒び、ますます泣けてくる。鼻水も出てきた…帰ろう…日比野が花粉症の存在を知ったのは、それから3年後だった。 いいなと思ったら応援しよう! ご支援頂いたお気持ちの分、作品に昇華したいと思います! チップで応援する #日記 #エッセイ #小説 #つぶやき #ショートストーリー #連載 #140字小説 #ひねくれ大学生日比野くんの日記 31