将棋対局時の鼻出しマスク問題とルールについて。
どうもこんにちは。
マスクオタクです。
マスク関連のニュースとして、ちょっと前に以下が注目されていましたので今回取り上げておきます。
◆科学的な私見
結論(棄却)はそんなもんだろうと思いますが、鼻出しマスクについては『将棋するときなら問題ないっしょ』ってのが私の意見です。
今回の裁判ではマスクの効果が問題にされなかったようで残念。
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マスク着用によるエアロゾルの排出抑制効果は70%くらいの数字を見ることがありますが、この際の条件は発話時がほとんど。
鼻出しマスクでも口からの排出は抑制されるため、結果は大きく違わないだろうと推測しています。むしろ鼻出しマスクのほうが発話時の排出抑制には優秀な可能性もあります。
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なお、日浦市郎八段はマスク着用による集中力の低下を懸念され、実感もしていたようです。これは私もわかります。
マスクのデメリットは酸欠がよく言われますが、それとは関係なく使用するマスクや環境により集中力の低下は間違いなくあります。雑に着けたとしても。
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もともと、マスク着用は他者への配慮としての排出抑制の目的が大きかったので、自らの防御を考えないのなら問題無いだろうと思います。
鼻出しマスクの効果は科学的に検証されてるんですかね。
◆ルールの私見
今回の判決のポイントは科学というよりルールの解釈っぽい。
『マスクの着用』という条件に『鼻まで覆う』が含まれるのか、ってのが重要だったみたい。以下記事参考。
で、当時の政府が鼻まで覆うことを推奨していた為『マスク着用は鼻まで覆うのが常識』で、日浦市郎八段の言う『鼻出しがNGとは連盟のルールに書かれていない』は認められなかった。
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ちなみに『ルール違反にならない快適な不織布マスク着用』を考えるなら、いろいろとやりようはあると思うんですよね。
上下左右に大きな隙間を作る、真ん中のフィルター層を切り取って除去する、などは出来た可能性があります。
もし仮に私がグレーゾーンを攻めるなら、鼻出しではなくそっちの方向性でやりますね。バレないように。
(実際は息のしやすいN95、換気、空気清浄機ブン回しを提言しますが。)
◆おわりに
ということで、今回の裁判では科学的な事実が争点にならず言葉の定義のハナシになったっぽいのが本当に残念。
『マスク着用』の目的を『他者へのリスク低減』として考えるなら、対局時の鼻出しマスクは争える余地があるように思ってたんですけどね。
そして、その証明には安静時の鼻から排出される息のリスクが検証されるべきで、それが個人的にとても気になっています。
今後『鼻出しマスクは正しかった!』になる可能性はあると考えていますし、そのような研究を期待したいところ。
マスクはTPOで有効活用したいものですね。