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『子どもの発達』への『マスク』と『コロナ後遺症』の影響について。

私は子どものマスク着用に関しては否定的です。

これまでの記事でも書いたことがありますが以下のような理由です。

・体調不良を自覚し対処するのが難しい。
・マスク着用はリスクが高いかもしれない。
・正しく着用するのが難しい。

それはそれとして。
今回の記事は子どもの発達へのマスクとコロナ後遺症の影響についてです。

結論から書くと『マスクは子どもの発達に悪い影響があるが、コロナ後遺症にも気をつけよう。』という感じです。個人の感想ですけどね。


◆子どもとマスク

子どもがマスクを着用することによるデメリットは多数指摘されています。
ただし、多くは理論であり、消去法で『マスクのせい』になっている場合があることには注意が必要だと思います。

つまり、倫理的にそのような比較研究は困難なので、ハッキリと『マスクのせい』という結論のようなものは今後も出てこないでしょう。
(逆に『マスクのせいではない』という結論も出ない。)

そのような意味で、仮にマスクに効果があったとしても、子どもがマスクを着用することに関しては慎重であるべきだと考えます。

ただし、リスクとベネフィットを比較することは不可能に近いため、マスクの着用は『親(または本人)の自由な判断を尊重する』で良いのではないかと私は思っています。


◆言語発達への影響

ところで、マスクが子どもの言語発達に悪い影響があるという説があります。

正確には『コロナ過以後にそのような傾向がある』ということで、理論と消去法により本人または周囲がマスクを着けていることでの影響と推測されているということでしょう。

マスクに問題はあると考えますが、マスクのみではなく他にも様々な影響を受けているはずです。

◇◇◇

私はちょっと前の記事でコロナの中枢神経系への影響として『ブレインフォグ』について調べました。

それらの結果から、多くの人が既にコロナに感染しているであろうと推測しています。発症していないだけで。

それは子どもも例外ではないでしょう。
子どもの言語発達、学習能力の低下などはその影響もあると考えています。


◆子どもとコロナ後遺症(Long COVID)

子どもとコロナ後遺症に関する関連記事を3つ抜粋して引用します。
なお、記事はすべてwww.DeepL.com/Translator(無料版)で翻訳しました。

◇◇◇

子どもが「ロングコビド」にかかるとどうなるか?
BY KATHY KATELLA NOVEMBER 2, 2021

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COVID-19に感染した子供や青年がきれいに回復する一方で、脳霧や慢性疲労などの症状が新たに現れたり、再発したり、継続したりする長期にわたるCOVIDを発症する理由を、医師たちは解明しようと努めている。大人と同じように、なぜ何週間も何ヶ月も健康上の問題と格闘する子供がいるのかという疑問は、パンデミックの最大の謎の一つであり、親を心配させるものである。

COVIDが長引くと、多くの子供たちは突然、学校の勉強についていけなくなったり、スポーツをさぼったりするようになります。また、眠れない、歩けない、痛み、息苦しさ、めまいなど、厄介な症状に悩まされる子供たちもいます。

What Happens When Kids Get Long COVID? > News > Yale Medicine
[2022.08.02 引用]
https://www.yalemedicine.org/news/long-covid-in-kids

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Covid-19は、ほとんどの子どもたちに比較的軽い病気を引き起こしますが、以前は健康だった子どもたちが、ウイルスに関連した長期的な問題の兆候を示すようになっています。

By David Cox
1st March 2022

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「私が診た子供たちのほとんどは、コビドに感染する前はまったく健康で、スポーツも学校外活動もやっていました」とブオンセンソは言う。「そして、数時間後に頭痛がしたり、集中力が低下したりするため、通常の学校生活に戻れなくなったのです」。

ジェメリ大学病院の小児科医であるブオンセンソは、子供が長時間のコビッドに弱いかどうかを調査した最初の医師であった。多くの小児科医と同様に、彼は、疲労、不眠、関節痛、呼吸器系の問題、皮膚の発疹、動悸などの症状が長引き、感染が去った後も数ヶ月間残ることがある子どもたちを診てきたのです。

ブオンセンソは、コビド後遺症の研究において、子供たちを取り残さないことが重要であると言う。大人と同じように、無症状または軽度の感染であっても、持続的な問題が発生する可能性があると指摘しています。

How children are being affected by long Covid - BBC Future
[2022.08.02 引用]
https://www.bbc.com/future/article/20220225-are-children-at-risk-of-long-covid

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ロングCOVIDと子供たち:科学者たちは答えを見つけようと競争しています。
14 July 2021

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英国国家統計局(ONS)が2月に発表し、4月に更新したデータも懸念を呼んでいる。2歳から11歳の子どもの9.8%、12歳から16歳の子どもの13%が、診断から5週間後に少なくとも1つの症状が残っていると報告したのだ。また、4月に発表された別の報告書では、COVID-19後のロシアで退院後に調査した子どもの4分の1が、5カ月以上経ってから症状が出ていることが判明しています2。

報告されている数値は、大人ほど高くはない。例えば、ONSのデータでは、35〜69歳の約25%が5週間後に症状が出ていた。しかし、この数字は依然として警鐘を鳴らしている。というのも、子供の重症COVID-19は大人よりずっと稀であり、したがって、ほとんどの子供は長いCOVIDの影響を免れたと想定されているからだ、とドイツのドレスデン技術大学の小児科医、ヤコブ・アーマン氏は言う。

もし、初期の重症度に関係なく、10%あるいは15%の子供が長期にわたる症状を示すとすれば、「これは真の問題であり、研究が必要である」と彼は言う。

Long COVID and kids: scientists race to find answers
[2022.08.02 引用]
https://www.nature.com/articles/d41586-021-01935-7

◆所感

大人であれ子どもであれ、感染した自覚がなくてもコロナ後遺症(Long COVID)の症状が出ている可能性がある、という認識は必要かと思います。

コロナ感染に伴う認知機能の低下が子どもにもあるとすれば、それは大人とは異なり『学習の遅れ』という形で顕れているかもしれません。

大人であれば自分の集中力や記憶力が低下したことは自覚できるかもしれません。しかし、発達途中の子どもであれば、そのような自覚は非常に困難でしょう。


◆おわりに

前回の記事でも書きましたが、再感染によるリスク増大の可能性とコロナ後遺症は今の段階で無視できるものではないと考えています。

既に生じているであろうコロナ後遺症(Long COVID)は、世間一般に認識されているよりも多くの人が影響を受けていると私は考えます。

心配しすぎるのも問題ですが、気になる症状が長く続くようであれば、ちょっと疑ってみても良いかもしれません。

コロナ後遺症(Long COVID)に関しては以下のサイトがまとまっていました。セルフケアについても情報があります。よろしければどうぞ。


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