アメリカの交通事故増加・AAA交通安全財団の見解
直近の記事で米国と日本の交通死亡事故統計を確認しました。
新型コロナ後、日本であまり大きな変化は見られませんが、米国では直後(2020年下半期)から死者数の増加が大きく、最近微減傾向とはいえまだ高い水準です。
その米国の状況について『AAA Foundation for Traffic Safety (AAAFTS)』という組織が調査結果を出しているのがSNSで話題になっていたので、今回の記事で取り上げておきます。
なお、トップ画像はAAAFTSの資料(以下リンク)から。交通事故による死亡者数が、コロナ以前から17%増加していることをわかりやすく示しています。
https://newsroom.aaa.com/wp-content/uploads/2024/07/FTS_COVID-Fatalities-Info_Full.png
◆記事引用
該当記事から一部引用します。以下リンク。
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なお、AAAFTSの記事(元ネタ)は以下です。興味のある方はどうぞ。
詳細な分析結果は以下のPDFにまとめられていました。
https://aaafoundation.org/wp-content/uploads/2024/07/202407-AAAFTS-Impact-of-COVID.pdf
◆所感
個人的に興味のある『原因』についてはあまり掘り下げられておらず、『スピード違反、シートベルト未着用、酒気帯び運転などの危険な行動』としています。
なぜそれが増えたのかが気になるんですけどね。
コロナ絡みの可能性(認知機能の低下)については言及なし。私も確信は無いので何らかの分析を期待していたんですけど。残念。
まあ感染歴やらワクチン接種歴を調べたところであまり意味無さそうですし、それが運転に及ぼす影響となるとまだそんな研究は無さそうですし、難しいところですね。
◆おわりに
ということで、コロナ後に米国での交通死亡事故は大きく増加していますが、その根本原因は不明といった感じ。
とりあえず直近数年で考えるとピーク時からすれば減少傾向なので、このまま話題自体がフェードアウトしていきそう。
もし仮にコロナ感染が原因だとしても社会的な感染対策はもうしないでしょうし、誰も望んでない話題なのかもしれません。
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それはそれとして、日本では夏の流行真っ只中。南の一部はピークアウトした感じですがその他はおそらくこれから。以下NHKのスクショ。
ちなみに、グーグルトレンドで最近一か月の『交通事故』を検索した結果の都道府県ランキングが以下。
(期間:2024/7/1-8/1)
南のほうが順位高い傾向はありそうなので、やっぱコロナと交通事故は関係がありそう。後遺症絡みだとすると早い気もするので、短期的な影響も結構ある感じですかね。
とりあえず皆さんもお気をつけて!
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