見出し画像

プロ棋士の指導対局 2枚落ち(将棋を始めて一年9か月)

先日、将棋のイベントがあり、プロ棋士の指導対局を申し込みました。

私は将棋棋士への憧れや興味より、ゲーム的な面白さで将棋を始めたので、棋士に詳しくないのですが、
そんな私でもNHKトーナメントで拝見したことがある七段の棋士の先生に指導対局を申し込みました。

「将棋を始めて一年半位です。ぴよ将棋の一番強いピヨ帝に二枚落ちで勝てるようになりました。」と自己紹介して、飛車角の二枚落ちでお願いしました。

正確に言うと、2024年5月半ばのイベント時、
将棋を始めて一年9か月でしたね。

他にも習い事(テニスやコーラス)しながら、
将棋の本はいっさい読まずにやってきたゆる~い一年9か月です。

アマ七段のピヨ帝に二枚落ちで勝てるようになったばかりです。😀

多面指しで5人の一般人が対局してもらいます。

私は一番早く着き、一番落ち着く端の席に座りました。

以下、棋譜を貼ります。↓


↑私の駒

↑先生の駒




↑私の駒

↑先生の駒


↑私の駒

↑先生の駒

↑私としては上出来だったと思います😊

先生の銀の前に歩を打ち、
先生が歩を取っても、
取らずに銀が下がっても、
飛車が成ることができます。♥️♥️♥️

とりあえずの満足感で、
先生が相手をしてくれるのを待ちました。

しかし、そこから先生が他の方の相手をしていき、私のところに来るのがすごく長くかかりました。

気がつくと、私の隣の少年は負けて帰って行き、
あとは向こう端のおじさまと、私だけになりました。

先生はおじさまの相手をとても長く丁寧にしていらっしゃいました。
感想戦かもしれません。

私は端に座ったことを後悔しました。
真ん中に座った方が手数が多く相手してもらえたのかもしれないな、と。

そして長く待った後、おじさまは帰って行き、
私だけが残りました。

やっと先生が来てくださいました。

しかし、そこで先生がこう言うのです。

「ここまでにしましょう。」

えっ?

耳を疑いました。

他の方にあんなに丁寧に相手をしていらっしゃったのに、

やっと飛車が成れるという時に、

ここで終わりにしましょうと言うのです。

先生に注意されたのは、
私の歩が相手の陣地に入ったのに、
駒をひっくり返すのを忘れて、
と金にしていないという、うっかりミスを注意されただけです。(アホな私)

全て自力で集中して指しました。

ここで終わりにしたら、指導対局を申し込んだのを後悔すると思いました。

私はスマホを見ました。

14時20分

14時半の対局終了まであと10分あります。

「あと10分あるので、せめてあと5分だけお願いできませんか?」

と強い意思でお願いしました。

すると対局の続きをしてくださることとなりました。✨✨✨😀

ここから先は棋譜を撮っていないです。

とにかくあと5分と思い、ほぼノータイムで指していきました。

飛車は無事に成ったけど、♥️♥️♥️

もちろん先生は攻めてきました。

私は角を端に寄せて先生の攻めてきた金を取ろうかと思ったけど、歩を間に打たれて角と金の交換になってしまうと思いました。

なので成った飛車と、取った桂馬を使って
ノータイムでかなり無謀に攻めていきました。

まだ私の王様は詰まないのですが、

ここで先生からストップがかかりました。

終わりにしましょう、ということです。

私も敗戦濃厚なのを認めました。

先生は私の角を先生の金と交換すれば良かったね、と言いました。

金を持ち駒にすれば、飛車が成っていたので
勝機はあっただろうということです。

なるほどと思いました。

ここまで相手をしてくださったので、指導対局として満足感を得ることができました。

引き下がらず、お願いして良かったです。

先生にお礼を申し上げました。

ぴよ将棋の一番強いのはどれくらいの強さなのか、最後に聞かれました。

アマ七段です、と答えました。

先生はぴよ将棋をあまり知らなかったらしく、軽く驚いていらっしゃいました。

✨✨✨✨✨✨✨

上記のように、七段の先生の指導対局が終わり、
隣を見ると、
小山怜央四段がまだ指導対局していらっしゃいました。

小山怜央四段は2023年にプロ編入試験に合格し、
プロ棋士になった注目の棋士です。

奨励会の経験なくプロ入りした戦後初の棋士だそうです。

今回のイベントで小山先生のトークショーがあり、
楽しくお話を聞きました。

聡明で謙虚で明るいオーラのある方だと感じました。

私は小山先生の指導対局を受けたかったのですが、残念ながらソールドアウトでした。

小山先生は私の指導対局と同じ13時半から隣で5面指しで指導対局していらっしゃいました。

私が指導対局を終えた後、まだ3人位の方と対局していらっしゃいました。

イベント係の人が来て、そろそろお時間てす、と声かけてきました。

小山先生は「チェキ(写真)を撮っていたので、もう少し対局させて下さい」と係の人に言いました。

係の人は了解しました、と笑顔で立ち去りました。

小山先生は隣で指導されていたけど、時間通りに始めていらっしゃいました。

機転を利かせて、対局時間を伸ばしたのだと思います。

素敵な方だなと感動しました。

残った方お一人ずつ丁寧に指導対局をされていました。

私は後ろに立ち、対局も感想戦も一緒に見て聞いていました。

とても勉強になりました。😀

対局を終えた小山先生と少しお話することができたので嬉しかったです。

✨♥️✨♥️✨♥️✨

将棋イベントに参加したのはまだ2回目ですが、
華やかで活気があって勉強になる素敵な機会だと感じました。

またぜひ参加したいです。

♥️✨♥️✨♥️✨♥️

読んでくださり、ありがとうございます☺️

この記事が参加している募集