レモンタイム

教育関係の仕事です。素朴な問いから始まった思索の旅を綴ります。

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道に迷った!困ったので現在地を書いてみる

はじめまして。レモンタイムです🍋 タイトル通り、道に迷ってしまいました。といっても現実の道ではなく、思索の道の話。 あるところまではハッキリしてるんですが、その先もやもや霧の中なんですよねー。 現在地をはっきりさせるべく、記事を書いていこうと思います。 書いていくうちに自分で道が見つかるのがベストなんですが、公開してみるのもいいじゃないということでnote登録。 教育関係の仕事なので、一見教育の話なんだけど、つながっているのは人間ってわっけわかんねーなという話。

    • 迷い道のその後

      どうも、レモンタイム🍋です。 ノート投稿もしばらくぶりですが、迷い道のその後書いておこうと思います。 迷う必要性が低い環境に身を移して2年間。 迷うことより大事なことがたくさん出てきました。主に目の前の生活のことです。貧乏暇なしとはよく言ったもので、目の前のことに必死になると、いい意味で悩みが気にならなくなりますね。 しかし、悩んだことが血に肉になっているのも感じます。成長の一つの形でしょうか。 自分で悩んで試して実感して。成長を他面的に理解して。それを教育にいかす。

      • 今本当に自分に必要な本に当たると、ちょまてヤバい、ゲームでもして一旦置こう…となるのわかる?

        • 考えをラッピングする重要性に気づく

          どうもレモンタイム🍋です。 最近ヨルシカを知り、過去のアルバムを追っています。コンセプチュアルに構成された〜という説明文を読んで、素敵な曲を聴きハッとしたことが。 なるほど、何か伝えたいことを相手に届けるときに生のまま渡すのは失礼なのかもしれない。ラッピングしてない贈り物を考えれば、幾ばくかの戸惑いと共に受け取る相手の顔が想像できる。 だから詩や歌、造形、映像なんかの芸術の形で届けるのか。それもラッピングなんだ。デモや声明の生々しさは、言葉がそれらより生の考えを伝えちゃ

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        • もっと前に知りたかったこと
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          教育の仕事で何かを提案するときに直面する難しさ

          どうもレモンタイム🍋です。 教育業界で何かを提案するときに直面する難しさについて書きます。 本来、1人1人の違いを認めていく教育には、競争は生まれないはず。だってみんな違ってみんないい、から出発するはずだから。徒競走など競争を楽しむ場面以外に、競争が生まれるとすれば、自分の中に「あの人みたいになりたい!(なりたくない!)」がある時に、「あの人」と比べる場合なんだと思う。 それはつまり、「あの人」の価値に比べて、自分の価値が近づいたり遠ざかったりすることである。 そのと

          教育の仕事で何かを提案するときに直面する難しさ

          教育ってこういう構造だよ!って明らかにしていく方が話が早い

          どうもレモンタイム🍋です。 今日はレモンタイムの道迷いの原因の一端かもしれない、組織の構造の話。 トップダウン型の組織は分業意識がはっきりしている。上が大きく選択判断したことを、下が小さく選択判断しながら実現していく。多かれ少なかれ、そのようになっているのではないだろうか。 公教育もトップダウン型組織。なのでそれを取り巻く業界もその色が強くなる。 そうすると下にはあまり自立して考える力というものが求められない。上からすると、自分たちの選択判断をスムーズに実現する力の方

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          山頂での夜明け

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          子供が好きで、教育が好き。もう少し悩ませて!

          どうもレモンタイム🍋です。 教育業界で仕事をしていますが、こんなふうに道に迷って悩んでいると、結構面倒くさがられます。 「そこまで考えなくてもいいんじゃない?」 「それ考えて何になるの?」 相手にとっては、どうでもいいことなんでしょう。でもありませんか、喉に刺さった小骨しかり、靴に入った小石しかり。気になって気になってどうにかしたくなること。 そして私には予感があるんです。これがどうにかできれば、目の前に清冽な景色が広がる予感。 だから、どうでも良くないんです、私

          子供が好きで、教育が好き。もう少し悩ませて!

          教育は、自分に教えることを教える"道"

          どうもレモンタイム🍋です。 より良い教育ってなんだろう。 一般的な正答"最善の教育"がないんだから、いくら理論や事例を知っても、情報が増えていくばかり。 その中から、共通項をすくうとしても、それは多数決。 多くの人が支持して、実践している、ということだけがわかるだけでは。 知った上で経験知を積み重ねていき、自分なりの答えに辿り着くんだとしたら、、、。 うん、これは"道"だ。 茶道、華道、書道、武道…。正答はないけど、良いものが方向目標的にはっきりと決まっていて、

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          子どものためになったかどうかなんて、その子の人生追わないとわからない

          どうもレモンタイム🍋です。 教育業界で働く人は、基本的にどの人もこう思ってると思う。 子どものためになることは何か。 だから、自分の考えなどを表明する場面で、よく耳にするこの言葉。 「より子どものためになるのは〜」という感じで。 ただ、よく考えると、子どものためになったかどうかなんて、その子の人生追わないとわからないですよね? だからこの言葉って、 「より子どものためになる(と、私が信じているの)は〜」 の省略形じゃないかなぁ。 そしてもっと言うと、 「よ

          子どものためになったかどうかなんて、その子の人生追わないとわからない

          教育は一般的な正答を決めることができないのに、仕事上誰かに正答を押しつけている場面がある

          どうもレモンタイム🍋です。 今日は教育業界の若手を見て考えたことです。 教育の世界は、これが良いという正答はない。相手が常に変わるからであり、未来に結果が出るという世界だからである。 それなのに、若手には従うべきお手本が示される。 仕事上周りに迷惑をかけないため、なのはわかる。 ただずっとそれだけで仕事をしていると、どやされる。やれと言われたことしかやらないのか、自分がこう育てたいって考えはどこいった! 自分の考えで何かをやると、こんなの子どものためにならないぞ!

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          未来のことを考えるときに、サービス精神というちょっとした嘘が混じると

          どうもレモンタイム🍋です。 教育の現場での授業研究、研究授業と呼ばれる研修は、未来の子供たちのためにやってますよね。 その時に、良し悪しの判断基準が個人の経験だったり、よもや人間関係で決まってたりするのは、なんというか政治であって、積み上げる研究じゃないような気がしてしまう。 そこまでいかなくても、見ている人たちに向けて、教師も子供もサービス精神を発揮しているのも目にする。全く悪意はないけど、いつもと違うよそ行きの言動。しちゃいますよね、わかる。 それを排除しようと、

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          何のために?そもそもに戻っていく質問はタブーなの?

          どうもレモンタイム🍋です。 知徳体のよいバランスなんて子ども一人一人で違うはずなのに、教育行為の良さをどう判断しているの? ここから、見事に迷子です。前回書いた授業研究、研究授業において、講師と呼ばれる、良い点も含めて批評し改善点などを伝える役割の方が呼ばれることがあります。 講師の人はどうやって良し悪しを判断してんだろう。 ええ、この質問ヤバいですよね。だって大体講師の方は年上ですし、先輩ですし、直接ぶつけたら失礼な質問ですよ。 ここは上司に聞くしかない! …相

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          知徳体のよいバランスなんて子ども一人一人で違うはずなのに、教育行為の良さをどう判断しているの?【素朴な疑問 その4 就職後】

          今日も一日お疲れ様。レモンタイム🍋です。 さて、 日本の公教育では、影響を及ぼそうとしている人間の構造をどう捉えているのだろう。 の疑問を持ち続けたまま、教育業界に就職です。 そこでは伝統的に、人間を知徳体に分ける考え方が通用しているということがわかりました。学習指導要領という文科省から出ている全国の学校が従うものにも、その考え方が色濃く残っています。 なるほど、人間を3分割して、それぞれが関係しあっているという構造なのか。日本は。 …なるほどわからん。 体はわ

          知徳体のよいバランスなんて子ども一人一人で違うはずなのに、教育行為の良さをどう判断しているの?【素朴な疑問 その4 就職後】

          日本の公教育では、影響を及ぼそうとしている人間の構造をどう捉えているのだろう。【素朴な疑問 その3 就職前】

          おはようございます、レモンタイム🍋です。 私の疑問の推移。 え!?人間がどう育っていくのか、ある程度分かった上で教育が考えられてるんじゃないの! が、 人間の内面ってどういう仕組みで、どのように育っていくのだろう? と、こうなりました。 答えを求めて、入った大学で外国の教育思想書に触れ、少し求めているものに近づいたような気がしました。 子どもは白紙のキャンバスだ!いや違う!元々持っているものを伸ばすのだ! そうそう、こんなやり取り待ってたー!ってこれ何百年も前

          日本の公教育では、影響を及ぼそうとしている人間の構造をどう捉えているのだろう。【素朴な疑問 その3 就職前】

          人間の内面ってどういう仕組みで、どのように育っていくのだろう?【素朴な疑問 その2 学生の頃】

          どうもレモンタイム🍋です。 え!?人間がどう育っていくのか、ある程度分かった上で教育が考えられてるんじゃないの! 前回のこれ。これがどうなってるのか、本読めばどこかに書いてあるやろと、中高生の隙間時間に本読みました。 教育書、心理学の専門書、学校カウンセラーの事例研究書、色々読みました。運悪くどこにも書いてなかった。人間の内面ってこういう仕組みでこう育ちます、ってどこにも。 ということで、大学まで持ち続けた疑問は、 人間の内面ってどういう仕組みで、どのように育ってい

          人間の内面ってどういう仕組みで、どのように育っていくのだろう?【素朴な疑問 その2 学生の頃】