ソックス、ドラッグス、ロックンロール物語
わたしを殺さないで
幼馴染のユミと喫茶モーニング。
久々に会ったユミの足元がこんもり、ぱんぱんに膨れ上がっていて思わずつい凝視してしまう。
「何枚履いてるの」
「10枚」
ユミはズボンの裾をまくり上げる。こりゃちっともセクシーじゃない。靴だって男性用のビルケンシュトックをベルト最大にゆるめて履いている。かつて赤文字系ファッションを決め込んでいたユミはどこに行ってしまわれたか。
「あったかいの?」
「1枚よりずっとね」
ユミはなぜか勝ち誇ったかのように、私のミニスカートにブー