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稽古納め'2024年

12月21日

母校立教大学合気道部の幹部交代式➡️後期納会に参加後、地元神奈川県大井町の柔道育成会の稽古納めに参加。

今日が自分にとっても2024年の稽古納めとなった。

今年も本当に色々々々あった…が、所属先の月1回日曜日開催の池袋綜武会は言わずもがなほぼ皆勤で参加出来た。

🌸春🌱

埼玉大会の頃は仕事、家庭共に多忙に多忙を重ね、リアルに病んでいた。

試合を振り返ってみても気力が伝わってこないし、いちばん大切な集中力がなかった。
充実感があり、集中出来たのは真歩ちゃんと演武した時くらいだ。
難産な演武だった分、優勝出来た喜びはひとしおだった。

ただ、個人戦は……
いつも試合を重ねるごとに生まれてくる新たな課題、創造力がなく、要領だけで試合をこなしてしまった。

優勝してもちっとも嬉しくなかった。
気持ちに漲るものが正直、全くなかった。

こんな姿勢じゃ周りに申し訳が立たないし、冗談抜きでそろそろ引退しなきゃダメかなと思っていた。それくらい病んでいた。

ただ、noteだけはしっかり書かなきゃ、部員の活躍を俺が書き残さなきゃ……
とも思っていた。
気力を振り絞り、書ききれたのは良かったと思う。良かったらご一読くださいませ。
(ついでにハートを頂けると泣いて喜びます)

春が来て、桜を眺めているうちに仕事も家庭も引っ越しも落ち着き、少しずつ、少しずつ疲弊しきった心身が復活してきた。

夏の学生大会まではほぼ毎週土曜日、ヘッドコーチを務める母校の稽古に参加、自分の中ではトレーニング~稽古までかなり熱を入れて学生と関わることが出来た。
コーチ人生6年間の集大成の日々だったと思う。

その間、時たま坂戸道場の稽古に参加したり、地元では仕事終わりに週2~3回、総合格闘技ジムでブラジリアン柔術やキックボクシング、MMAに精を出し、「徒手格闘技」の稽古をしていた。
途中、左足首に二度損傷のかなり酷い内返捻挫を負ってしまった。
結局、完治までは4ヶ月くらいかかってしまった。
後遺症は身体ではなく、心に残った。

無理な投げには精神的恐怖が付きまとうようになってしまった。

おや、ウェイトレーニングの存在を忘れていたね……。
これはいつからか分からないがほぼ週3~4でやっている。
何ならついさっきも柔道終わりにスクワットしてきた。

生活サイクルの中に埋め込まれた存在こそ盲目になってしまうものである。

🎆☀️夏☀️🎇

盛夏、すべてをひっぺがえす出来事が起きた。

第一子、爆誕。

流石の武道バカの私も、このタイミングで身軽になる必要があると考えた。
まず、立教大学合気道部のヘッドコーチを辞めた。
次に、地元の総合格闘技ジムを休会した。
懐事情がかなりデカい。
原因は月10,000オーバーの会費である。
稽古の継続も大切だが、僕は息子のオムツを買わなきゃならない。

だが、適度に稽古はしたい。

冬の全日本合気道選手権に出ることを私は目標にして生きていたし、周囲の人にも自分にとってその大会がどれほど価値あるものかを都度説いていた。
春の情けない自分からの脱却の為にも
何かしら稽古はしていたかった。

調べると、近くの南足柄体育センターで週2回、少年から一般まで柔道をしているという

次の火曜日、仕事から帰り息子を風呂に入れ、私はアポ無しで道場に突撃した。
千と千尋の神隠しの千ならぬ、
"ここで働がぜでくだざい"
的なテンションで「ここで稽古させてください!!!」とマジで頭を下げた。

……こちらがビックリするくらい、すんなり仲間に受け入れてもらった。
数ヵ月が経ち、気が付くと来週の忘年会バーベキューにも呼んで頂く位の新たな縁が出来てしまった。
真面目に稽古するってマジで大切ですね…。

🍂秋🍂


秋には「神奈川県柔道選手権」にも出場出来た。3試合目で負けてしまったが、3試合も出来た。
試合中に何故か新技、肩車を掛けることが出来た。試合の緊張感が為せる技、なのだろうか……。

全日本合気道選手権前に外部の緊張感を味わえたのは本当に良かった。
来年も積極的にチャレンジしてみたいと思った経験だった。

ただ、怪我をした左足首にはお守りのサポーターが欠かせない日々が続いた。

⛄🎅冬🎁✨

この頃になると生活ルーティンがかなり固定されてきた。11月から全日本合気道選手権を見据えて自由型徒手演武の稽古も開始。真歩ちゃんには多忙の間を縫って数回、南足柄まで来てもらった。
息子までだっこしてもらって、感謝しかない。
春、自由型は流れ作りに苦しんだ分、かなり洗練された型が出来た。2人とも、かなり手応えを感じながら大会までの時間を過ごしていた。

自分の調整もほぼほぼ完璧だったと思う。
怪我は気が付いたら完治していた。
慢性腰痛、右肩痛もなくトレーニングを消化。トレーニングはこの1年、更に上達したように思う。
就寝前のストレッチを欠かさなかったのも良かったのかもしれない。

春失ったはずの集中力は、稽古の積み重ねによって取り戻すことができた。

自分の場合、怪我をしたことで「気を抜くと怪我をする」という恐怖を常に纏いながら稽古出来たことが良かったのだと思う。

怪我は、忘れた頃にやってくる。
今後も肝に銘じたい。

綜合乱取、自由型で連覇を目指し挑んだ全日本合気道選手権は自由型徒手演武で連覇を果たすことが出来た。
個人戦では決勝戦で菊地先生に敗れ、準優勝に終わった。
ただ、私の中には精一杯やってきたことを発揮できた充実感だけが残っていた。

↓※大会のレポートはこちら

必要だったはずのお守りのサポーターはもう必要なくなっていた。

来年はどういう1年に出来るか全く想像つかないが、今年と同じように武道を楽しめたらいいな、と思っています。
また、瀬戸とする稽古は楽しい、と思って頂けるようなコミュニケーションの取り方も研究していきたいと思っています。引き続き。

今年道場であった方、稽古してくださった方、本当にありがとうございました。

また来年も楽しく稽古しましょうね!

お し ま い

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