2022ver. 全日本直前

12月3日(土)

体調はまずまず。喉の痛みもなく、足取りも軽快。ただ、息切れが酷い。
体力的には7割くらい迄には戻せた実感があった。

仲良く感染した嫁も、朝ウダウダする(俺は朝めちゃ弱い)俺を尻目にきっちり支度していた。ただ、見た分足腰が弱っている感じは否めない。捕技乱取試合もこの分だと弾けるような檸檬が飛び出すような若さのある試合はもう、期待できないだろう。
じっくり丁寧な投げ技を繰り出していく堅い試合運びをしていく形になるんだろうなと邪推していた。

それは俺とて同じ。午後から参加した立教の稽古では演舞組の仕上がり具合に舌を巻く。腕技や極めの強いF.I組は二段蹴りからの間合に少し苦しんでいた様だったので入れ違いの原理を応用した片持廻を提案してみたが、突っ込んでいくとどうしても間合が合わなかったので脚捌きで距離を取りつつ相手を引き込む形に落ち着いたが、これは良かった様。

もう1組は完成。極めの緩急に落ち着きが出てきつつ、且つ流れを切らさずに魅せるという高等技術を淀みなく発揮出来ていた。

このままやれば、81点は出るんじゃないかと思う。流れに加点をしていくスタイルなので順番が頭にならないことだけを祈った。

自分の仕上がり具合はあまり良くない(脚が重い)が、タイミングや距離感が狂っていないのがいい。きっちり間合を図ってクリーンな打ち、流れるような残心を表現したい。

右胴をきっちりコントロールしていく試合運びになるだろうと思うので、潜り技や足技の距離感を繰り返し、繰り返し練るように確認することに終始していた。

夜は坂戸道場へ。自分の胴着を取りに行く。
道すがら、3年前(2019)の同じ頃を思う。あの時は試合2週間前に足首の捻挫、極めつけは前日に左手親指の完全骨折だ。テンション的にも俺だけじゃない、K先輩も張り詰めてネガティブモードだったし、もう後がない様に自分たちで自分たちを追い込みすぎていた様に思う。

いまは違う。

とても健やかだと思う。経験を更に得て、精神的にも成熟してきて、技術的にももう一段上の試合が展開出来ると思う。そして今も三年後から見れば随分と未熟だったなと思うはずだ。そう思えるような時間の過ごし方をしていくべきだと思う。

柔拳法の乱取はほぼ出たことがなく、正直どうゲームメイクしたら良いか手探り状態が続いていたので先生に基本的な出鼻の取り方と下段の使い方をレクチャーしてもらいながら型合わせ。剣や打ちの理合と似ていてなるほど、と思わされる。ただ、距離は遠いけどね。

とにかく明日はクリーンなゲームがしたい。

坂戸で稽古後、馬喰横山のアパまでとんぼ返り。胴着にリセッシュを掛け、シャワーを浴び、2時頃就寝。9時過ぎまで寝てやる。

お し ま い


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