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エッセイ『変わり者とは、個性?』

よく人との会話の中で
「あの人、変わってるよね。」「変わり者だね。」と、表現される人がいる。

私も、言われる事がある。

ひとりの時間、ふと「変わり者」について思いを巡らせてみる。
変わり者というからには、対義語として「常人」がある。
「あの人、変わってるね。」と言っている人の価値観での「普通の人」と比較してそう表現されるのだと思う。

一言に「変わっている」という表現はマイナスな印象で用いられることもあれば、プラス要素として用いられることもあるので、時と場合で言葉の印象は違うけれど。
どちらにしても、「普通でない」という事は「個性」という事だと思う。

時にマイナスな印象で「変わっている」と言われている様に感じる時もあるけれど、それは「個性」であって、受け取る人が変わればその「個性」はプラスの印象として受け止められるかもしれない。
だから、変わっていると言われた時は心の中で「ありがとう。」とつぶやく。私には「個性」があると伝えてくれているのだから🌸

個性が強いと、多くの周りの人に受け入れてもらえなかったり、理解、共感してもらえない事も多くなり ”自分は間違っているだろうか・・・” と不安になる事もあるかもしれないけれど。そんな時ほど自分自身は、自分の持つ「個性」に有難みを感じ、自分というモノを大切にすべきだと感じるのです。

そして疑問・・・
「変わり者」と言われる側から見れば、「変わり者だ。」と言っている人を変わっていると感じる時もあるという事。
これは、言われる私が個性的だから、その視点で見る相手が変わっている様に見えているだけなのだろうか・・・。

それとも人は皆、それぞれに「個性」を持っているからこそ、
誰から誰を見ても多少「変わっている」と感じる所がある、という考え方が当然なのだろうか。

一方的に「変わっているね。」と言われるときにいつも感じる事。
わたしは、私自身に「個性」があることを受け止めているので、そう言われると ”そうかもしれない” と納得する部分もあるのだけれど。
あなただって「変わっている」のではないかと。
そして、それで良いのではないかと。
誰にだってそれぞれの個性があるから。
お互いに相手の個性を理解し合い、互いの間合いを最適に保つことができればそれが一番良いのではないかと感じるのです。

この間合い、相手とうまく付き合っていくための距離感を理解するのには、場合によっては ”長い付き合い” という年月を必要とすることもあるのかもしれませんね。

ご期待やお気持ちありがとうございます。