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元CAママが飛行機内に持ち込むもの10選

子連れでの海外旅行で、飛行機の中に何を持ち込めば良いか悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
元国際線CAとして仕事・プライベートで30カ国以上を飛び回り、今では2児の母として子連れ旅行を楽しんでいますが、飛行機内の持ち物の準備はまさに“勝負”です。
今回は、長年の経験とママとしての視点から、子連れフライトを快適に乗り切るために必須のアイテムを大公開します。ちょっとした工夫で、空の旅がぐっと楽になるので、これから旅行予定で持ち物に悩まれている方はぜひ参考になさってください。


私の機内持ち込み必須アイテム

①マスク

機内は乾燥しているので、マスクは必須です。特に長距離にフライトで寝てしまう時には口呼吸になりがちなので、保湿のために必ずマスクをして寝るようにしています。機内はホコリもすごいので、ホコリ対策としてもマスクが必須です。家族用に、使い切りマスクを10枚くらいポーチに常備していきます。

②目薬

機内の乾燥や寝不足で目がしょぼしょぼしがちなので、目薬も必須アイテムです。旅行の時は目の洗浄用も兼ねて、一回使い切りの目薬を20本程度、必ずポーチに入れていきます。旅先のプールの後などにも使えます。

愛用している1回使い切り目薬:こどもディアーレ

③除菌シート

私は少し神経質な方かもしれませんが、機内ではいつも除菌シートを持参します。テーブルや肘掛け、シートベルトのバックル、窓のシェードなどをしっかり拭くようにしています。(CAをしていると、この辺りの衛生状態がとても気になります。。)特に子どもが一緒だと、手であちこち触って、そのままお菓子を食べてしまったりするので、少しでも清潔な環境を保ちたいと思っています。

④常備薬

長距離便の機内で腹痛や頭痛など体調不良が起きると焦りますよね。普段飲んでいる腹痛の薬や頭痛薬などは、必ずポーチに常備しています。機内にも薬はありますが、普段飲んでいるものがあるとは限らないので、持参するのが安心です。

⑤スナック

長距離フライトだと飽きてしまったり小腹が空いたりするので、お気に入りのスナックを3〜5種類、バッグに入れていきます。
特に、到着前の降下時には耳が痛くなる子供がほとんどですので、必ずアメかガムを持ち込み、到着20分前くらいから舐めさせます。(アメがない時は、CAに頼めばもらえますので、シートベルトサインが点く前に声をかけてくださいね!)
※スナックに関して、渡航先の国の持ち込み禁止品は必ずチェックし、禁止項目があれば、機内で全て食べるor廃棄してから降機するようにしています。例えば、米国は肉エキスなども禁止なので注意が必要です。

⑥ペットボトルの水

水は機内でも貰えますが、機内は喉が渇くのでペットボトルの水をいつも持参します。保安検査を通過後の売店で、人数分買うことが多いです。
(海外発の場合、保安検査場通過後にもう一度ゲートで手荷物検査があり、液体が没収されてしまう国もあるので、チェックしておくと安心です。例えばシンガポールがそうです。)

⑦ブランケットorカーディガン

機内は冷えるので、ブランケットかゆったりしたカーディガンは必須です。安眠のために、私はいつもモコモコのカーディガンを持ち込みます。

⑧スリッパ

機内は気圧が低いのでどうしても体が浮腫みます。
離陸してシートベルトサインが消えたら、靴は脱いで、家族全員スリッパに替えています。(離着陸時は、万が一に備えて必ず靴をしっかりはかせます。)
我が家は日本のホテルに宿泊した時にもらえる使い捨てスリッパを機内用に持ち込むことが多いですが、100均に売っている、持ち運べるタイプの折りたたみスリッパなども活用しています。

CA小話〜機内での浮腫みに関してのアドバイス〜
CAはフライト前にはあまり豆類を食べないようにしている方が多いです(訓練で言われます)。
豆類には食物繊維が多く含まれているため、食べ過ぎると腸内でガスが発生してお腹が張る原因になることがあります。玉ねぎやごぼう、カリフラワー、ブロッコリー、セロリ、ニンジンなどの食材も腸内でガスを発生させやすいと言われています。
気圧の低い機内でお腹が張ると本当に苦しいんですよね、、、子どもでお腹が痛くなるのもこのパターンが多いです。ヘルシーそうな食べ物が意外に要注意なんです。

⑨タブレット、本などのエンターテイメント

暇つぶしのタブレットや本は必須ですよね。普段はタブレット類は使用時間を制限していますが、飛行機の中だけは他にやることもないので、普段より長めに使用してもOKにしています。

⑩ヘッドホン(ノイズキャンセリング)

タブレットを見る場合は、必ずヘッドホンを忘れないようにします。(近くの子供がタブレットから音を出していてうるさい、というのはハワイやグアム線のあるあるなクレームです。)
我が家はノイズキャンセリングタイプを使用して、寝る時にも使ったりしています。

追記:機内の過ごし方

シートベルト

子どもはシートベルトを嫌がりがちですが、絶対にシートベルトは外さないように常に目と耳でウォッチしています(CAあるある)。
トイレに行くときも、1人では行かせないで、手を繋いでいます。乱気流はいつ起こるかわからないですし、割とよく起きることを知っているからです。
※乱気流が起こっても、大きく揺れているというだけで、飛行の安全性には影響がないので心配は不要ですよ。

座席

私の場合、子供の席は通路側にはしないようにしています。通路は色々な人や物が通って危険ですし、タービュランスがあったときにカートの上のものなどが飛んできて危ないです。さらに、寝てしまって足がはみ出してしまって他の方に踏まれたり、頭が飛び出てぶつかられたりもしがちです。普通のサービスにおいても、通路側の方にスープやコーヒーがかかってしまった、というのも、よくある話なんです。。

以上、また思い出したことがあれば、追記していきたいと思います。
旅のヒントになれば嬉しく思います。

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