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海外旅行で快適なサービスを受けるヒント(マインド編)

海外旅行を楽しむとき、せっかくなら少しいいレストランやホテルに泊まって、素敵なホスピタリティを感じながら、気持ちよく過ごしたいと思いますよね。ところが、旅先での体験談の中には、冷たく対応されたり、場合によっては差別的な扱いを受けたという話を耳にすることも少なくないのではないでしょうか。
確かに、差別的な対応をするスタッフも中にはいるかもしれませんが、これまで350回を超える海外ホテル滞在の経験から私が感じるのは、良いサービスを受けるための「ちょっとしたコツ」を実践するだけで、体験が大きく変わることが多いということです。今回は、海外で嫌な思いをできるだけしないように私が実践しているコツをお伝えできればと思います。

日本のおもてなしと海外のおもてなしは少しだけ違う

笑顔とアイコンタクト

海外では、ホテルのフロントやレストランのスタッフに話しかける時やお店に入るときには、笑顔でアイコンタクトを取り、「Hello」や「Hi」といった短い挨拶をすることが基本的な礼儀とされています。
日本では、あまり店員の方と目を合わせたり笑顔を見せる習慣がないことも多いですが、海外では現地のマナーに沿って笑顔で挨拶することで、「感じの悪い客だ」と思われないように気をつけています。

敬意と感謝を表す

海外では、日本よりも感謝の言葉や態度を直接的に表すことが一般的です。たとえば、レストランやホテルでは"Thank you"や"I appreciate it"、"Everything is perfect"といったフレーズを頻繁に耳にします。このように感謝の気持ちを言葉で伝えると、スタッフの印象が良くなり、より丁寧なサービスを受けやすくなると感じています。

CAの仕事をしていても、海外のお客様は感謝を言葉に出してくださる方が多いと感じていました(無言で食後のトレイを渡してくる外国人の方はあまりいらっしゃいません)。
お食事サービスの時、
"I really enjoyed the food, thank you!"
"Everything was perfect, thank you!"
"Thank you so much for your excellent service."
など、感謝を伝えてくださるのがとてもうれしかったです。

日本人は感謝の気持ちを持っていても、それをあまり言葉にしない文化ですが、海外では感謝や満足を言葉で表現することが、相手とのコミュニケーションの基本と考えられている部分があると思います。
現地のマナーに合わせて行動することが、より丁寧な対応を引き出せると実感しています。

Thank youをしっかり目を見て伝えることが大切

適切な身なり

レストランやホテルで良いサービスを受けるためには、服装や姿勢にも少しだけ気を遣うことが大切だと思います。
カジュアルな場所でも、清潔感のある服装を心がけると、より丁寧な対応を受けることが多くなります。特に、フォーマルなレストランや高級ホテルでは、服装がサービスの質や通される席に直接影響することがあると実感しています。

憧れのお店で気後れしそうな時ほど、服装に気を配って堂々と姿勢良く、笑顔で入店するように気をつけています(西洋のマナーに沿って、男性がレディファーストできていないと思われないよう、女性である私が堂々と先に進むよう心がけます)。

レディファーストは、男性が女性に対して礼儀や配慮を示す習慣ですが、
女性自身も堂々と自信を持って行動することが大切

リクエストやお願いは丁寧にする

ホテルやレストランで何かをお願いする時には、少し笑顔を添えて、「May I ask you to…」や「I would like to…」といった丁寧な表現を使うと、スタッフが快くリクエストに応じてくださることが多くなります。
リクエストの後には、「Thank you very much for your help.」や「I appreciate your assistance.」と感謝の言葉をきちんと伝えることで、スタッフに対する配慮を示すよう心がけています。

リスペクトをもって接する

どの国でも、スタッフに対するリスペクトは欠かせません。
フレンドリーであることはもちろんですが、相手の文化や習慣を尊重しながらこちらが丁寧に接することで、より良い体験を得られると思います。
スタッフの名前を覚えて挨拶したり、丁寧な言葉遣いを心がけたりすると、特に長期滞在やリピーターとして訪れる際に、特別なサービスを受けやすくなります。


笑顔や前向きな姿勢は、言葉の壁を越えて相手に伝わります。
英語が苦手だったとしても、笑顔で積極的にコミュニケーションを取るだけで印象が大きく変わると思います。

今回は、せっかくの旅行でできるだけ嫌な思いをせず、快適なサービスを受けられるように私が気をつけていることを綴ってみました。
ここまでお読みいただき、本当にありがとうございました。

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