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子どもが自信を得た瞬間と大人の感情

子育てをしていると、目に見える変化を見せてくれる場面がたくさんあります。

これは長男が3歳位の頃、私がまだ発達障害に全く理解のなかった頃です。
なかなか言葉が出ず、数少ない話す言葉も少し発音が違ったり心配が尽きないあの頃。イライラすることがたくさんあって、できることも同じ3歳の子と比べると少ない。
そんな長男がいつもできなかったことが急にできるようになりました。ほんの些細なこと、おもちゃの片付けを一人でやり切ったことがあります。とても丁寧に、向きも揃えてみたりして。
私は心の底から「凄い!!」と思い、その気持ちのまま長男に「とっても綺麗にお片付けできたね!!」と伝えました。

そうしたら、長男
「うん!」
と、誇らしい顔をしたのです。それだけではなく、息を吸い胸が膨らみ、肩が上がり大きく見せていました(鼻の穴もこころなしか広がって)
誇らしげとはまさにこの事。
全身でできたこと、ママに褒めてもらえたことの喜びと達成感を感じ、自信の芽に栄養を与え伸びる瞬間でした。
当時のイライラママな私でもその変化を感じることができたのです。
長男は私の「凄い!」という気持ちとできたことへの「嬉しい」という感情をキャッチしてくれていました。なので体が膨らむほどの反応を見せてくれたのだと思います。

子どもは私たち大人の「言葉の評価」でも影響を受けますが、「感情を伝える」ことは子どもの心にダイレクトに影響を与えます。
「できたねぇ、えらいねー」
と感情なく伝えるのと
「できたの?!ママ感動しちゃった!嬉しい!」
と私たちの気持ちや感情を伝えるのとでは受け取り方が違いますね。

こちらの感情を見せた時に子どもの心に最も響くのです。プラスも、そしてマイナスも。言葉だけの小手先な声かけを子どもたちは見透かしています。心あっての言葉です。
私は長男のあの姿を今でもはっきり覚えています。気持ちは伝わるし、感じられる、そして影響は大きいと思っています。
当時はここまで気付けなかった私ですが、確信した最近は、息子たちにも、そして職場の子どもたちにも飾らず私自身から湧き出る感情を伝えるようにしています。

はずかしいかもしれませんが、大切な人に是非試してみてください。


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