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脳の機能局在

脳は中枢神経とよばれ

中枢神経とは脳と脊髄のことです。

脳の機能局在とは

脳の〇〇の箇所には△△の機能があるという

考え方です。

もちろん部分でなく全体で働いているという

見方もあります。

これは脳の全体論と局在論といわれ、長い論

争の歴史があるようです。

脳全体で働いているのか、もしくはそれぞれ

の機能を担当する場所があるのか

ちなみに400年ほど前に

哲学者のデカルトは、こころは脳にあって、

しかも脳全体ではなく脳の真ん中にあると推

測しました。松果体のことです。

目でみた対象をそこでイメージするという

今でいうボトムアップのモデル、現代人に近

い考え方です。

ところで

東洋医学をやっていると脳は少し脇におかれ

たりします(奇恒の腑)

そのかわり、心の神を中心とした魂や白鬼

(はく)、意や志といった五臓に宿るこころ

というものが想定されていたりします。

日本語の腹で考えるとか脳を中心にしないこ

ころや意識のあり方は古くからあるのでしょ

う。

今でいう脳の機能局在論を証明するものとし

て現れたのは有名なブローカーの言語中枢の

発見で、大脳の左前頭葉下部という場所に問

題が生じると言語機能にも問題が生じること

を明らかにして脳の機能局在を立証しまし

た。

今日では当たり前の脳の機能局在という考え

方ですが、長い歴史をみれば、色々とわかっ

てきたのは比較的最近のことと言えるかもし

れません。












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