ストレス理論
ストレスという言葉は苦悩や苦痛を表す
distressが短くなったものといわれています
今日的な意味ではじめて使いだしたのは生理学者のキャノンで
たとえば危険な目にあいそうになった時
闘争か逃走かというように、血圧があがり、
心拍数もあがり、一連の身体の変化や心理的
な状態を「緊急対応説」として説明しました。
この一時的な緊張状態が長くつづけば心身は
大変なことになってしまいます。
この状態の一定の経過パターンがあることを
となえたのはセリエです。
セリエによる論文
“A syndorome proceced
by diverse nocuous agents” (Selye,1936)
「各種有害作因によって引き起こされる症候群」
の発表でストレスは広く知られるようにな
り、多くの研究がなされるようになりまし
た。
セリエはストレス反応を
「環境からの刺激負荷によって引き起こされ
る下垂体-副腎皮質ホルモン系を中心とした
非特異的な生物学的反応」や
「生体に生ずる生物学的歪み」として3つの段階パターンをおきます。
①警告反応期
↓
②抵抗期
↓
③疲弊期
鍼灸治療としては②抵抗期あたりで応援して
あげて③の疲弊期に陥らないようというイメージがわきます。
これについては、のちほどもう少し詳しく書くつもりです。
いいなと思ったら応援しよう!
もしサポートしていただけたら、とってもとっても励みになります