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広島② : 宮島や広島フレンチで幸せに | 旅行記

旅行2日目、今日も朝から晴天!

気持ちの良い秋晴れは、時間経過とともに「夏の再来…?」と不安になってくる暑さへ。今日は宮島観光のちに広島フレンチのゆっくり予定!

平和記念公園・もとやす桟橋

広島在住のご学友に、宮島までの移動は平和記念公園から船で行けると情報をいただき、9:20に桟橋へ。

…!??!??

目的地の桟橋から続く長い長い列。100人以上はいるであろう人達はほとんどが海外からの観光客です。これは、失敗した…!
案の定、乗船チケットはそこから1時間半後まで売り切れ。どうにか取れた11時前の船で行くことになりました。絶対に絶対に、Webで事前予約をするべきだった!

仕方ありません。予定外に空いてしまった時間をどうするか迷った結果、桟橋からすぐのカフェに入ることに。

川辺でモーニングを

オレンジが積まれた素敵なカフェ、Caff’e Ponte ITALIANOさんのテラス席へ。風が通り、暑いながらも気持ちの良い場所です。

頼んだのは、生ハムのシーザーサラダとスクランブルエッグのモーニングセット。フランスパンがついていました。

セットドリンクを名物らしい搾りたてのオレンジジュースにしました。氷なしのよく冷えたオレンジジュースは、ぎゅーっと濃い味がして染み渡りました。

パンがさくさくふわふわで、スクランブルエッグは甘め。ソースやお塩も添えられていて、ゆっくり優雅に楽しむことができました。

思わぬ事態で飛び込んだお店でしたが、大満足でした!

宮島、厳島神社へ

乗船の時間になり、いよいよ宮島へ向かいます。世界遺産航路と呼ばれるだけあって原爆ドームの前を通るので、よく見えるよう右側の窓側に座ります。

船から見た原爆ドーム

今日も原爆ドームは多くの人で賑わっています。公園の中にあって、思ったよりも自然に存在しているというか、そこに住む人たちの日常に溶け込んでいる感じもあったのですが、やっぱり視界に入るとまだびくりとしてしまいます。存在感、まとう空気感が異質。

川はいつしか海になり、45分ほどで船は宮島に着きました。

石大鳥居

暑い!!!!!!

気温は27度、でも体感温度としては30度超えてるんじゃない? と言いたくなるほどの直射日光。加えて、とんでもない人、人、人…!
大人気の観光地であることを再認識しつつ、人に揉まれながら進みます。

厳島神社の大鳥居

潮が、引いてる〜!

この日はお昼で完全に潮が引いたらしく、海に浮かぶ鳥居は見られませんでした。夜までいたら見ることができそうでしたが、歩いて見に行けるのもいいよね、ということで。

真下から見る鳥居、大きい!
なにより、背景の青空と鳥居の朱色のコントラストが綺麗。海も真っ青で、さすが日本三景だなあという感想。松島と天橋立は行ったことがあるので、やっとこれで制覇です。

気づくと背後にいる鹿
旅立 よし!

お参りもしたところで。
宮島といったら、食べ歩き!!!

表参道で食べ歩き

参道はとにかく人でいっぱい。お店によって数十人もの人が長い長い列をつくっています。暑さにくらくらとしながら、いくつか気になっていたものをいただきました。

揚げもみじまんじゅう・紅葉堂

絶対に食べたかった、揚げたてのもみじまんじゅう。あつあつで中の餡はとろりとして美味しかった!

焼き牡蠣・木島商店

人気NO.1から3のバター醤油、レモポン、レモスコをいただきました。焼きたてのプリプリな牡蠣は臭みなく、いろんなバリエーションで楽しめて嬉しい!

レモスコはレモン×タバスコの調味料で、結構辛味がありました。バター醤油は間違いない味、レモポンも定番の良さを感じる安心感ある美味しさ。

焼き牡蠣(牡蠣屋)とレモンビール(GEBURA)

シンプルな焼き牡蠣は、だからこその旨味や臭みのなさ、焼き加減の絶妙さを感じられて最高でした。GEBURAはレモンビールやレモンサワーが揃い、なんとお代わり200円とのこと。牡蠣屋と系列店なので持ち込みOKなのも嬉しい。

店内は広く綺麗で、座ってゆっくりできるところばかり。観光地でその形態をとるのは珍しいのでは…。とても助かりました。

宮島到着から2時間半ほど。暑さにギブアップです!

10月中旬なのに…。帰りの船の時間を繰り上げて、早めに広島へ帰りました。

名物ビールスタンドへ

お土産を買ってから広島駅で1杯飲もうということに。こちらもご学友から教えてもらったビールスタンド重富 ekie店

銀山町駅からすぐに本店があるこのお店は、ビールのみの提供にこだわる究極のビールスタンドだとか。昭和初期に設計されたサーバーを復刻し、1種類のビールで数種類の注ぎ方を提供しているこだわりよう。

ミルコ(泡のみ)

一度つぎ、シャープつぎ、二度つぎ、三度つぎ、マイルドつぎ、ミルコから選ぶことができます。私はもともとビールの泡が好きで、泡だけでいいのにとずっと思っていました。頼んだミルコは牛乳のような見た目。クリーミーだけどすっきりで、もうずっとビールはこれでいいな…と思いました。嘘です。でも、東京でも飲めるようにしてほしい…。

本店は土日祝日休みなので、駅にスタンドがあってよかった…!

八丁堀の完全予約制フレンチへ

こちらも今回の旅行の大きな目玉。広島の食材をたっぷり使ったフレンチ、中土(NAKADO)さんです。

14席のみ、フレンチには珍しいカウンター席も多いこのお店。メニューには生産者の情報が掲載されており、コース中にもチラシなどで詳細に知ることができます。

料理もお酒も空間も、想像の何倍も何十倍も素晴らしくて、旅先の食事としてあまりに贅沢で、最高な体験でした。和食のようなものも珍しい組み合わせも多く、イノベーティブフレンチという感じです。

中国地方の野菜のサラダ

パレットのような美しさ…!

焼き、茹で、乾燥など、適した調理法で数々の野菜が丁寧に供されています。ピューレはビーツとレモン蜂蜜で、爽やかな甘味が楽しいひと皿でした。

芸北サーモンとキャビア

脱水乾燥熟成したサーモンに、燻製したキャビアがたっぷりと。豪華すぎる…幸せ…。

鹿のタンときのこ

鹿のタン、初めて食べましたがプリプリで柔らか。雑味のない澄んだ旨味が広がり、たまりませんでした。きのこは鹿が食べるものだそうで、相性がよいのだとのこと。

松茸と鱧、生姜の香りを移したすだち

お椀が出てきてびっくりしました。ずっしりとしたガラスの蓋を開けると、これでもかというほど入った松茸と鱧が。香りが立ち上り、思わず声が出てしまいました。

イカ、トリュフ、トリュフピューレ、卵黄ソース、パルミジャーノチーズ

イカソーメンからインスピレーションを受けたというこのひと皿、本当に凄かった…!

提供された瞬間に部屋に満ちるトリュフの芳香。とろりと温かなソースが混ざり、イカと一緒になって溶けます。食べたことのない組み合わせ、でもたしかにぴったり!

イサキ、エスプーマソース、セミドライトマト

イサキは炭火焼きされており、皮目がパリパリで身はふわふわ。ソースはミネラルをイメージしたものだそうで、「イサキってこんなに美味しいの!?」とびっくりしてしまいました。

牛の炭火焼き、椎茸、塩二郎の塩

この肉のために作ってもらっているという製塩職人田中屋塩二郎さんの塩は、2,3年待ちだそう。この塩がもう、本当に、美味しい。

椎茸には腐葉土の塩が使われており、シェフいわく「腐葉土は椎茸のエサだから相性がよい」とのこと。鹿のタンのときもそうでしたが、食材をただ使うのではなく、それが食べているものや環境を徹底的に調べて組み合わせているのが面白い。和食っぽくもある。

美しすぎて何度も見てしまう…!

綺麗なものを見て美味しいものを食べた幸せdayでした。

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