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有事医療について。

みなさん、初めまして。予備自衛官と看護師しています。ナースSPです。

自分は、自衛隊の衛生科隊員時代(東千歳駐屯地)特科連隊の衛生班に所属していました。昔で言う衛生兵ですね。

亡くなった優秀だった上司(北部方面総鑑賞を受賞された衛生陸曹)の約束で民間で看護師になりました。

衛生科といえば。平時の時は目立たなく、『衛生は楽だよね』とよく先輩方から言われた者です。また、日本バブル絶頂期でしたから。戦争なんて考えられない時代に、僕は自衛隊の衛生科隊員を過ごしました。演習のない時は、医務室で処置室勤務。や外来の問診などを手伝っていました。だから、第一線部隊から、そう思われて当然ですね。そんな時代に北部方面総鑑賞ですから、さぞかし、凄い尊敬できる上司だったとお分かり頂けると思います。僕が3年目の休日の前日(夏頃)先輩上司が『明日、同期連中とバイクでツーリングに行くんだ』と言ってました。その時、自分は胸騒ぎがあり。「気を付けてくださいね。」と言うつもりが、言いそびれてしまい。僕は、営内(外出せずに自衛隊基地内の待機)で過ごしてました。その先輩によく可愛がってもらっていました。

先輩上司からは、「お前は民間で看護師になることを考えてろと。」そして、その先輩上司は「僕は早くに結婚したから、ヘリコプター🚁のパイロットで幹部になるからと。」そんな目標を持って頑張ってました。当時、今も自衛隊の衛生に対する予算が少なく。医療も貧弱であった為。自衛隊医療が民間より技術を含めて遅れているとお分かり頂けると思います。

その営内で、自分が待機中に。その先輩の仲の良い先輩から、「お前に伝えておくぞいいかと。お前の上司はバイクの事故で亡くなったぞと。」と。

とてもショックでした。

それを期に、僕は自衛隊を辞めて、准看護師から正看護師になりました。

先輩は、准看護師を所持してましたが、次の目標はヘリコプターの免許で災害救護を含めて。活躍を期待出来る方だっただけに、残念でなりませんでした。

だから、僕は、有事医療 戦闘救護外傷を発信しているのはそんな理由から、発信しています。また、予備自衛官は、正看護師を取得してから予備自衛官になりました。自衛隊医療の予算は、少ないですが。みなさん。

この実情を是非知ってください。

では、本題に入ります。

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有事とか、平時とかみなさんコロナ渦でよく聞いたことあるかと思います。災害なんかも大規模災害になりますと、災害有事とも聞いたことがあるかと思います。

平時:戦争のない平和の時。普段のことがら。穏やかな時

有事:戦争・事変、武力衝突や自然災害などにより国家にとって非常事態が起きること。
日本における「有事」
そもそも「有事」という用語は軍事用語であり、法律用語ではない。
しかし防衛省では便宜上、有事に関する法制を有事法制と言っている。
防衛省は有事を、「自衛隊が防衛出動する事態」を指しているといわれている。

日本では敗戦後、憲法9条の関係などで戦争に関連する日本有事について議論すること自体がタブーとされ、有事法制成立までの段階でも平和主義への整合性で、長年にわたり論議があったが、2003年になって武力攻撃事態対処関連3法が成立し、武力攻撃事態対処法が施行されたことで、有事法制の枠組みが整備された。

調べてみますと、言葉が難しく感じますよね。

要は、日本は、戦争に関するアレルギーがあるので。極力戦争という言葉を使いたくない雰囲気が強くなってしまったと考えられますね。

事態対処とは、緊急事態。あるいは、不測の事態の事件事故を指すと思います。

具体的には、警察対応可能な殺傷事件を指すのではと思います。 

法的には、難しいですが下記になります。

事態対処法は、正式には「武力攻撃事態等における我が国の平和と独立並びに国及び国民の安全の確保に関する法律」※といい、有事法制全体の基本的な枠組みを示した法律です。

要は、有事法制の中に国民保護法とセットで覚えていくという意味でしょうね。

なんだか、難しいよね。表現だけを拾いますと。

国民を、守る為に。被害状況を含めて。

警察対応で収まるのか?あるいは、自衛隊対応で収まるのか?その時々の判断が必要だから、だから。変化に対応しながら、内閣総理大臣が決めていくという意味ですね。

では本題の有事医療、事態対処医療に入っていこうと思います。

有事医療とは、平たく言えば別名戦地医療、数多くの傷病者を受け入れるシステム、救急トリアージを指しますね。

トリアージとは、重症度、重症者を判別しながら。優先順位、搬送、救急対応。医療処置を行なって行きますね。

S TART法があります。四段階の優先順位になりますね。

これは、普段のトリアージや。黄色から、赤への変化が分、秒ごとに対応が遅くなる可能性がありますね。

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有事医療や、戦闘外傷救護で推進しているのは10人の輪を作って、輪の中に医療従事者が入ります。

SALT法

特徴:一次トリアージに用いられ、アメリカ軍等で用いられる

トリアージの際に救命処置をおこなう。

SALT triage

2008年にアメリカから発表されたトリアージ方法。Sort-Assess-Lifesaving Interventions-Treatment and/or Transport(並び替え-評価-救命処置-搬送)の頭文字で、大災害やテロなど大勢の死傷者が出ている場合のトリアージ方法である。何十人という人たちを迅速に振り分けるために開発されたので、まず見た目で患者を分け、次に処置をしてその結果を見てタッグの色を決める。

初めに患者を3つに分ける。動かずに生命の危機にある人を最初に評価し、目的のある動作をしている人を次に評価、最後に歩ける人を最後に評価する。その後緊急処置をして、その反応によって手当の濃淡や搬送順位を決める。この方法は名前からも分かる通り、トリアージというより処置は搬送の標準化を目的にしているようだ。

SALT法とスタート法の比較が出ている1)。スタート法を熟知した救急隊員に両方の方法でトリアージさせその結果を見たものである。重症度の判定では、SALT法の方がスタート法よりも正確に患者の状態を評価できた。緑と黒の判定はいずれの方法でも100%正しかった。アンダートリアージの割合はSALT法で9%、スタート法で20%と、SALT法が有意に優れていた。患者を色々いじくってから札の色を決めるのだから当然の結果だろう。

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ぱっと見と、10人まとめて。歩行できる。できない。

部分的に、動ける方をまとめて、現場のあらゆる変化に対応するということになります。

軍事医療、戦地医療を有事医療でのトリアージを広めていくことは、どんな方でも。みんなで判断していくので。

勇気を持って声をあげて、安全な場所を見つけて。『歩ける方は、ここで待機とか」

第一発見者が、声をあげて頂けると。医療者は助かると思います。

簡単に、有事医療の流れを説明しました。

ちょっと難しい話しをしましたが、上記の写真。

なんだか、懐かしいですね。もう11年前でしょうか。

そうあの、チームバチスタのドラマ。厚労省役人白鳥圭介(中村トオルさん).と、チビノリダーの伊藤敦さんの田口公平先生(診療内科医)バディを組んで。医療ミス

医療犯罪のミステリーを暴いてシーンのドラマがカッコよかったですよね。

僕も、このようなドラマが好きで海堂尊さんのように

医療✖️警察対応の記事を書きたいと考えていました。

それで、思いついたのがSP看護師です。

SP(セキュリティーポリス)の略で主に要人警護ですね。

要人警護と、看護師がドッキングしてドラマ作家みたいなこともやってみたいと。かなり前から思っていました。

要人警護と、看護師とバディを組んでいけば。

最近の殺傷事件が多くなりましたが、対応が可能ではと

思いました。それで、チームバチスタを載せてみました。みなさんに、イメージをつきやすくする為にです。

そんな感じで、コラムにして。あるいはTACMEDA(株式会社 いきがい)の広報担当として、発信しながら。

良き危機管理のチーム医療。警察の衛生兵部隊があると良いなと、前から考えていたので。

自分なりの良きアイディアとない頭で考えていきたいと思います。

会場

東京 〒107-0052東京都港区赤坂2丁目
(番地以下は受講お申し込み後に通知します)
東京メトロ千代田線赤坂駅から徒歩2分







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