5/4 ホークス観戦vs.西武 17年前と同じ日、同じカード、違うドーム。
2024年5月4日 埼玉西武ライオンズ8回戦 ベルーナドーム 4-5x●
・試合前
昨日は快晴、たくさんの人が球場に足を運んでいたみたいである。ホークス先発はモイネロ、西武先発は今井。投手戦になるだろうけど、モイネロってベルーナドーム苦手じゃなかったかなーと思いながら球場入り。(いつだったか忘れたが工藤監督時代にボコ打ちされてた記憶がある)
席はライトポール脇にとった(購入したのが1週間前だったので空いていたのがそのあたりだった)
・試合の流れと結果
試合開始。1番周東選手がレフト前にヒット。盗塁を決めた後、川瀬選手がバントし、一死三塁で柳田選手。当たりの弱いファーストゴロだったが、ホームで刺さず周東選手がホームインで1点先制!周東選手の足でもぎとった1点といった感じだった。
2回裏、モイネロがピリッとしない。栗原の送球ミスで外崎選手を出塁させた後、すごく一塁走者を気にする。バッターに集中できず、調子が悪いのかなと感じた。その後、長谷川選手に同点タイムリー、金子選手に逆転タイムリーを打たれ1-3と逆転されてしまう。ただ、2アウト一塁の場面で厳しいボールをうまくセンターに運んだ古賀捕手のプレーが流れを西武に持っていったような感じがした。
3回表はチャンスを作るも点はとれず、続く4回表も2アウトからのチャンス。相手の今井投手も本調子では無さそうだった。開幕から1ヶ月たち、どちらの投手も疲れが出てきているのかもしれない。そして、三森選手がセカンドの頭を越える理想的なタイムリー1点差に迫る。
5、6回もチャンスは作るが無得点。7回、川瀬選手がスリーベースで出塁し、ギータの打席。レフトに大飛球が上がりあわやホームランかと思ったが、レフトフライ。でも、犠牲フライには十分な距離で3-3の同点となった。続く、山川選手、近藤選手が四球で出塁するも川村選手が続かず同点どまり。
7回裏、100球を超えたモイネロだったがマウンドに向かう。下位打線に今日は当たってるから変えないのかなとも思いつつ、表に同点に追いついたから変えづらい(自責点0だし)よなとも思いつつ。だが、悪い予感は的中し、源田選手に2アウトからタイムリーを打たれてしまう。これで3-4。少しだけ源田選手のことが嫌いになる。続く若林選手は抑えてこの回終了。モイネロは100球制限とかをつける起用法ではないのかという認識。
8回、1アウト1、2塁から周東選手の打席。ショートゴロ。これは周東といえどもゲッツーかと思ったら、送球ミスによりなんと4-4の同点においつく。
名守外崎選手のエラーと珍しいこともあるものだと思いつつ、でもファーストがあれは取らなきゃ感があるプレー。外崎選手はしばらくセカンドベースで固まったままだった。周東の足の速さを気にして早めの送球を選択したんだからしゃーない。まぁそんな時だってあるだろう。気にするな外崎って声をかけてあげたい気分だった。
9回は両チームとも難なく抑え、10回表先頭の川村選手が四球出塁した後、栗原選手が送りバントで一死二塁のチャンス。ここで代打中村晃選手、今宮選手と打席に回るがチャンスを活かせず無得点。その裏、津森投手が登板するも先頭の金子選手に四球を与え、続く源田選手にヒット。万事休す感があったが、アギラー選手をホームゲッツーにとる。またも満塁策をとるも外崎選手にサヨナラタイムリーを打たれゲームセット。
外崎選手としては自身のエラーを取り返す一打となった。本人の気持ちを察すると良かったことだろう。
津森を出して打たれたのならしょうがない。全体を通していい試合だった。
同点どまりで勝ち越せなかったこと、チャンスをほとんど活かさずタイムリーによる得点が少なかったこと、先頭バッターに四球を与えたこと、ある意味典型的な負けフラグがたっていた、そんな試合だった。
・感じたこと
試合を通して感じた疑問はモイネロ投手の起用法とベテラン選手の起用法である。
まず、モイネロ選手の起用法について。ここまで先発した5試合は全て100球での交代だった。昨日も6回終了で100球は超えていた。何年もキャリアを積んだ先発(相手の今井投手のような)であれば勝ち投手の権利が得られるかもしれない状況での7回続投もあったかもしれないが、昨日は6回でも良かったのではないか。もちろん結果論だし、たられば論ではあるのだが、そう感じた。
あと一つはベテラン選手の起用法についてである。
状態が上がらないことまた休養の観点から中村晃選手、今宮選手をベンチスタートにしているのだろうがある程度長期的な軸をもって、スタメン、代打、休養を分けた方が良いのではないか?実績があるからどのポジションでも使えると考えているのかもしれないが、そういう便利使いをすると心身共に疲れてしまう。私も同世代だからわかるが、業務都合で日勤と夜勤を繰り返した時体調が優れない時があった。サラリーマンなら仮に本調子から1割程度パフォーマンスが落ちても周囲には気づかれない。だが、プロ野球選手は顕著に気づかれる。打率3割の選手は2割7分、2割8分の選手は2割5分程度まで落ちる。この差は野球を観ている人からすれば大きな差であることは言うまでもない。選手起用は監督・コーチの専権事項なのでどうしようもないが、ファンの人たちでも彼らのパフォーマンスが少し落ちたとしても温かい目で観てほしいと思っている。
そして私が最初に観に行ったホークス戦、17年前の同じ日、同じ西武戦について話していきたい。
2007年5月4日 西武ライオンズ6回戦 ヤフードーム 8-2◯
大学に入って初めてのGW。中高時代の友達が福岡の大学に通っていたため、一緒に観に行った。
ホークス先発は当時4本柱の一角、新垣投手。一方、西武先発は西口投手。全盛期とまでもいわないまでもホークス野手陣はめっぽう西口投手が苦手だった。しかも、ここまでで5勝(たしか4月の月間MVPをとられていたと思う)試合前の感覚では今日は負けるかな…と思っていた。
当日券を買いに早めに球場入りするも席はとれず立見席。今なら3時間半も立って試合みれるかな…
試合は初回に西口さんから4点先取。あまりのお祭り状態に舞い上がった。17年も前のことなので詳しいことは覚えていないが快勝したことと、ホークファミリーとハグをしたことだけは覚えている。
(立見席で野球を観ていた時にハリーがやってきたので握手をしてもらおうとしたら、ハグと言われ、その後5体くらいと立て続けにハグをすることになり、何なんだこれは?と思ったのは記憶している笑)
試合詳細についてはNPBオフィシャルサイトの通りである。
最後に、ベルーナドームに野球観戦しようと考えているホークスファンへ
山川ブーイング問題があり、ベルーナドームに行くのを少しためらったが、ライトポール際はホークスファンも多く安心してみることができた。私の隣はライオンズファンのおじさんだったが、紳士的に野球を観戦していた。レフトのあつい応援団を除けばホークスファンでも心置きなく野球を楽しめるのではないかと感じた。