【大人の冬休み読書感想文③】サクッとわかる ビジネス教養 新地政学 ~本当に面白かったです~
皆様お疲れさまです!マツドロップです。
さて、年末年始の休暇を利用して、読みたかった本(ビジネス書)を5冊大人買いして、1日1冊読んでいます。そして、学んだことをアウトプットしていきたいと思います。
前回のブログはこちら↓
【大人の冬休み読書感想文②】世界の一流は「休日」に何をしているのか|マツドロップ@癒しのAI画像投稿
さて、今回は特に私が一押しの、とても面白かった本を紹介させていただきます。
最初に1つ、このnote記事は、私が単純に学んで印象に残った部分を書かせていただくものであり、特定の立場や思想に誘導する等の意図は全くありません。
サクッとわかる ビジネス教養 新地政学 単行本
奥山真司 (監修) 2024/7/11
それでは、印象に残った学びを列挙していきたいと思います。
地政学はとても面白い。イメージが付きやすい。
私は学生時代に日本史を選択しており、世界史をほぼ勉強していませんでした。
大人になってから↓のような本を読んで勉強をし始めました。
一度読んだら絶対に忘れない世界史の教科書
世界史は面白く、上記の本はとても面白いのですが、私にとって「時間」の感覚はややイメージがつきにくいです。
そんな中、地政学は「地理的な条件をもとに、他国との関係性や国際社会での行動を考える」ものであり、
●〇〇の国の近くにいるから~~かな。
●海に囲まれているということは~~
など、ビジュアルで理解しやすく、もともと三国志やキングダムが好きな私にはとてもハマりました。
それでは、印象に残ったエッセンスを一部書かせていただきたいと思います。
①「ランドパワー」と「シーパワー」に大別できる
ランドパワー:内陸の国々。ロシア、中国、ドイツ、フランスなど
シーパワー:アメリカ、イギリス、日本など
面白いのは、
●歴史的にはランドパワーとシーパワーが交互に力を持つ(現在はシーパワー優位?)
●ランドパワーとシーパワーを両方を安定的に手に入れた国は存在しない
②日本をめぐる状況
●攻めにくい自然環境+時給できる国土が、独立に有意に働いた。
●基本的にランドパワー勢力と対立することが多いが、韓国と基本的に協力関係にある現在は例外的な時代
●日本の石油ルート(ホルムズ海峡、マラッカ海峡)を守っているのは米国海軍の影響が大きい
③ロシア、中国との関係
●北方領土は、ロシアにとって「北極海ルート」を確保する点でも非常に重要(なので非常に難しい問題)
●ロシアは旧ソ連時代の国土を取り戻したいという思惑がある(ウクライナ問題)
●中国のシーパワー勢力への拡大戦略である「第一・第二列島線」(尖閣諸島問題)
●台湾有事について(この本によると、中国の軍事的制圧は戦略的に非常に難しい。台湾には有力な半導体施設などもあり無傷で手に入れたい思惑もあり、プロパガンダなどを行っている)
④中東情勢と米国との関係
トピックスがとても多いのですが、ざっくり1点だけ
親米:サウジアラビア、イスラエル
反米:イラン、シリア
トルコ:独自路線
シリアはつい先日アサド政権崩壊もあり、目が離せない状況ですが、背景知識はこの本がとても参考になりました。
このような地政学を入口にざっくりイメージをつけ、歴史を読んで深堀していくと、とても理解が深まるのではないかと思いました。
最後までお読みいただきありがとうございました!