ハレーション・ゴースト
視界が白み
世界がぼやけてゆく
目がおかしくなってしまったのか
視界の縁が
白く輝き
狭まってゆく
あゝ
世界が
私に愛想を尽かし
閉ざされてゆくんだ
白いものは
自分
世界に必要とされなくなり
消える前に輝いているだけ
だから
何も残せない
焼き付けるフィルムすら無い
光暈の中の幽霊として
褪せた紙に映るのみ
赦される世界など存在しない
視界が白み
世界がぼやけてゆく
目がおかしくなってしまったのか
視界の縁が
白く輝き
狭まってゆく
あゝ
世界が
私に愛想を尽かし
閉ざされてゆくんだ
白いものは
自分
世界に必要とされなくなり
消える前に輝いているだけ
だから
何も残せない
焼き付けるフィルムすら無い
光暈の中の幽霊として
褪せた紙に映るのみ
赦される世界など存在しない