bête
羨望
と
嫉妬
そんなものを
動力に巡る
舟
眼を瞑り
咀嚼した
罵りの言葉
は
鉄の味
羨望
と
嫉妬
そんなものを
求める獣
もっと
わたしを見て
そんな言葉は醜い
だから
呑み込んでしまおう
だけど
臓腑の底
痩せこけた獣
が居る
顔の無い獣
それなのに
射るような視線
を放ち
羨望と嫉妬で
ぎらぎらと
獣の顔を探していた私は
気付いてしまう
鏡に映る己の目
それこそが
獣の眼
真っ赤に渦巻き
嫉みの息を孕んで
昏い井戸の底のような
醜く
嫉妬に染まる獣は
此処に居る
嗚咽さえ呑み込んで育つ獣を
抑える術は
未だ無い