menteur pathétique
嘘
と
本当
の境目とは
何処なんだろう
ヒトは
毎日嘘を重ねる
そして
重ねる度に
嘘は真実に近づいて
ヒトはまるで
自分が吐いた嘘になる
真実
に
限りなく酷似した
虚実
錯覚
であるかもだが
自分の中で
真実なら
嘘
も
真
も
関係ないのではないか
認めた嘘
もある
悪意を込めた嘘
も然り
正に
パラドックス
擬態を繰り返した偽り
は
真を超える
吐いた嘘が
はっきりと
ひとつひとつ
繋がって
膨らんで
最期には
抱えきれなくなって
崩壊してしまうんだ