見出し画像

あたたかいもの




悲しみに暮れる

ということは


干上がった湖で溺れるようなものかもしれない


気づくと
周囲には何もなく

水も在りはしないのだから
潤いすらない


ただ
ひたすらひとり抱えるのみ


冷たい土に
体温の全てを奪われる前に

血液よりも温かい


を感じることができたなら

やりかけの
恋の続きが


きっと
できるはず



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?