秋の過ぎる前に
静かな波が
夏の足跡を消し去っていった
それが
海の企みだった
あとには
さみしさが残るだけ
やがて
冬の最初の月が
あたらしいさみしさを連れてやって来る
散らばる星たちは
それに知らぬ顔
見渡せばひとりではないから
太陽は
黙って見ているだけ
いつもひとりぼっちだから
そして
花は
凍える前に
散って消えた
秋の過ぎる前に
静かな波が
夏の足跡を消し去っていった
それが
海の企みだった
あとには
さみしさが残るだけ
やがて
冬の最初の月が
あたらしいさみしさを連れてやって来る
散らばる星たちは
それに知らぬ顔
見渡せばひとりではないから
太陽は
黙って見ているだけ
いつもひとりぼっちだから
そして
花は
凍える前に
散って消えた