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fumée


此の街は
空がすごく近い

星空も

思わず
手を伸ばしたくなるような
そんな
澄んだ空気が
鼻の奥を刺す

何れ
わたしは彼処に行くんだろう


煙に成りたい


結んで
解けて 

それでも又
繰り返す


あのひとの腕の中なら
永遠の眠りもいい

流れ星を見つけたら
わたしはきっと



真っ暗な闇に
はらはら消える煙になって

それは
まるで
人魚姫の泡の様で


わたしは
笑顔に成れるんだ



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