Carafe

春の日
の夕暮れ

わたし
の
心の色
は
相変わらず
紅に染まることはなく

少し増えた傷が

唯
華の咲く様に似て

そんなものが
滲んで

時の流れ
が
ほんの少しだけ

止まってくれたらいいと願う