【胸熱デザイン】最新ブラックホールなTシャツをGetした
こんにちはこんばんは。
LEEVELLESというバンドでBa.担当の宮地です。クリストファー・ノーラン監督の映画が好きです。最新作『オッペンハイマー』は賛否いろいろ耳にしてますがまだ観ることができておらず、とても気になっています。はよ観に行かんと。
ノーラン監督作品については過去に『インセプション』について綴ったnoteがありますのでそちらもよかったら。
さて、今日の主題は「新しい服を買ったぞ!」なのですが、そこに至るまでに長めの前置きがあります。主に映画「インターステラー」の内容についてなので、映画を観たことがある方は5.まで飛ばしてください。
映画の内容について少し触れますが、解説はしません(できません)。インターステラーの解説は理系出身の方がされた方がいいと本気で思っていますので別の方にお任せして、このnoteではどこが好きとか思い出とかそういった話をしながら、ブラックホールについてお話します。
1. 「インターステラー」の魅力
みなさん、映画『インターステラー』はご覧になられたことがありますか?
この作品は2014年に公開された、近未来の地球、宇宙が舞台のSF映画です。
ストーリーも本当に面白いのですが、人に勧めたい大きなポイントとして、「SFでありながら、限りなく本物の物理学が反映されている」というハードSFな点が挙げられます。
映画の中で描かれる現象が、単なる想像ではなく緻密な計算によって描かれており、ほとんどのシーンで一応ちゃんと筋が通っているそうです。すごい。
とんでもびっくりはちゃめちゃSFも心くすぐられて好きなんですが、こういったハードSFは、知的好奇心がそそられる面白さがあり、熱くなります。高校では生物選択だったんですが、こんなことなら物理を選択しておけばよかった。勉強したくなりますよね。
2. 「インターステラー」にまつわる思い出
上京したての頃、仲良くなったスタジオミュージシャンのドラマーの友達(先輩)と映画の話をするタイミングがありました。その中で、その友達もきっと好きだろうなと思いながら『インターステラー』を勧めたところ、なぜか彼は微妙そうな反応をしておりました。
まぁこの映画長いし、難しい要素もあるしその辺が原因かな、と思いつつ理由を聞いたところ、原因は全く違ったところにありました。
彼は昔大学で物理学を専攻しており、ある程度の知見があるからこそ、自分の知る範囲では映画のような現象は起きない、故にあの映画は受け付けない、という話でした。
そもそも私は文系で物理学は通っておらず、それこそ等速直線運動くらいしか覚えてないので詳しくはわかりませんが、彼の話と自分のこれまで見聞きした話との中で、もしかして「インターステラーは最新の研究に基づいている」の部分にヒントがあるかも、と思い当たりました。
ノーラン監督作品は、例えば専門用語や現実でも起こる現象については作中ではあまり説明せず、視聴者側にある程度の教養を求める傾向があります。
そういった学問的な面をとても丁寧に解説しつつ作品の考察をしてくださる「たてはま」さんという方のYouTubeチャンネルがありまして、私も大好きなのでよく見ております。ドラマーの彼にこの動画を紹介しました。
(余談ですがこの動画と再生リストは本当に面白いので、時間があるときに是非観てください。関係ないですが「TENET」の再生リストもおすすめです。)
しばらく時間が経ちまして、彼と再び映画の話になったとき、「インターステラー本当に面白い!」「描かれている現象は自分が大学で勉強していた当時よりも進んだ話だった」「すっきりしてからは楽しく観れている」と喜んでくれてまして。今でも時々インターステラーの話で盛り上がります。
たてはまさんありがとう。インターステラー信者が身近に一人増えました。
3. 超大質量ブラックホール「ガルガンチュア」
そんな、現実にかなり近い描写で表現された「インターステラー」。
作中に超大質量ブラックホール「ガルガンチュア」が登場します。
ブラックホールは、これまで計算上存在するだろうという予測はあったものの、どのような形でどのように見えるのかも含め想像図でしか描かれていませんでした。そんなブラックホールをCGで正確に映像化するために、この映画で描写するにあたって、とんでもない計算が行われていました。
たてはまさんがわかりやすく解説してくださっていたので動画の内容を少し引用します。
すごい話ですね。
難しくなってきたのでものすごくざっくりまとめると、ブラックホールは計算したところ、土星の進化系みたいなかたちに見えるそうです。
(ブラックホールの周りには降着円盤という、イメージ的には土星の輪っかのようなものがあります。ブラックホールの重力があまりに強いため、ブラックホールのまわりの時空の歪みによる重力レンズ効果で、ブラックホールの奥にある降着円盤の光が曲がって届いています。円盤の奥側が見える!不思議!)
4. 2019年、人類史上初、ブラックホールの撮影に成功
ちょっとだけ話は遡りますが、実は映画公開から5年くらい経った、2019年、とあるニュースが話題になっていました。
なんと人類がついに、ブラックホールの姿を撮影することに初めて成功したそうです!
とはいいつつも、このニュースを知るまでは、ブラックホールがこれまで撮影されていなかったことすら知らず、へーと思いながら記事を開いたんですが、読んでみてびっくり。インターステラーのやつやん。似てるとかじゃなくて、インターステラーのガルガンチュアやん。
このニュースは当時リアルタイムで目撃しまして、とても感動したのを覚えています。そして、「インターステラー」ってとんでもない映画だったんだな、と改めて驚きました。映画を見た当初は、登場するブラックホールがなぜこのような見た目なのかよくわかっておらず、SFの中の話だとばかり思っていましたが、このニュースによって認識は改まり、映画を超えて宇宙への興味が深まりました。
そして自分で調べたり、たてはまさんの動画を見たりして知識が少し深まり、そして冒頭で書いたドラマーの友達に熱く語った、という流れです。
長い長い前置きありがとうございました。
ブラックホールがどう見えるのか、そしてその詳しい説明はこちらから
5. 【本題】シンギュラリTシャツ(時空)との出会いとすれ違い
さてさて、ここからが本題。最近のお話。
ギズモード・ジャパンという、最新ガジェットや科学の情報を紹介する企業があります。最近はTikTokやYouTubeショートでたくさん見かけますね。動画内で解説をしてくれるリチャードさんの笑顔が素敵です。YouTubeはかねてよりチャンネル登録していて、追ってはいないけど時々見るくらいの感じでした。
ちょうど半年くらい前に、このチャンネルでオリジナルTシャツを受注生産するというショート動画を見かけました。
そのひとつが上述した超大質量ブラックホールがデザインされた「シンギュラリTシャツ(時空)」でした。
デザインがめちゃくちゃ良い!!!
名前もシンギュラリティとTがかかってて熱い!!!
良すぎる。買うしかない。
しかしながら、そのままの勢いで販売サイト「ギズ屋台」にアクセスしたら、なんと開いた1週間前に受付が終わっておりまして、この素晴らしい限定商品、タッチの差で手に入れることが叶いませんでした。
なんかこんなん前もあったな… (↓欲しいベースをタッチの差で逃した記事)
このシンギュラリTシャツ、本当に欲しかったのでなかなか諦めきれず、以降、再販を切に願いながら以前にも増して、このチャンネルにアンテナを向けながら過ごしていました。
(この半年はそれもあり、普段より最新ガジェットに明るくなりました。)
そして時は経ち、3月の頭にこのようなショート動画が公開されました!
ロンTやないか!再販!?と歓喜しつつ動画を見ると、最後の方でロンTの販売決定のお話が!!!
やったぜ。買うしかない。
6. 【本題】シンギュラリTシャツ(時空)ロングver.を手に入れた
そしてそして先週、ついにシンギュラリTシャツ(時空)ロングver.が届きました!!!最高だ!!!
バンドメンバーの中でこのデザインでテンションが上がるのはおそらく自分だけなので、手に入れたのは嬉しかったものの特にメンバーには話すことなく過ごしていました。
そのままある日、バンドの練習にこのロンT着ていったら、Gt.の純くんが「あ、ブラックホールじゃん。ガルガンチュアやったっけ」って話しかけてきました。すごい!流石だ!正解!
純くんもインターステラーを過去に観ていたらしいです。
好きなデザインの服がまた一着増えました。
発売本当にありがとうございます!着ます!
おわりに
ずっとブラックホールの話しかしてませんでしたが、「インターステラー」はテーマもストーリーも、映像表現も本当に面白いので、知らない方は是非観てください。超名作です。
内容が難しくてわからなかったら、たてはまさんの再生リストを!
そしてギズモード、最新ガジェットだけじゃなくて科学やテクノロジーの紹介もあり、いろんな人が夢見た近未来がどこまで現実に近づいているかを紹介してくれるチャンネルだと思っています。とてもワクワクするので、こちらも是非観てみてください!
お読みいただきありがとうございました!
LEEVELLES、明日は渋谷でライブです。
宇宙感溢れるライブができそうです。楽しみ。
それではまた!
宮地