全然楽しみじゃないヨントン(前編)
みなさんはヨントン(ビデオ通話)、オンライントーク会、お話会、サイン会、チェキ会、握手会、ハイタッチ会などをしたことありますか?
私は握手会はビジュアル系の沼にいた時には
まあまあ参加はしてました。
インストアイベントというやつですね。
緊張はしましたが、楽しくて仕方がなかったです。
そんな私が、今回は初めての推しくんとのヨントンについて語りたいと思います。
ちなみにヨントンとは韓国語で「テレビ電話」のことで、映像を通じた通話によるファンサービスのことだそうです。(調べた)
私は昨年、初めて推しくんとヨントンをしました。
タイトルの通りです。
まったく楽しみではありませんでした。
正確に言えば、当選した瞬間は
嬉しい!やったー!楽しみ!
推しくんと何しゃべろう?
何を質問しよう?
とか、ウキウキで考えました。
ヨントンレポも推しグルだけでなく色んなアイドルのものまで読んでネタを探してました。
まず、何でヨントンをしようと思ったか。
それは他グルファンの友達がヨントンをした話を聞いたからです。
幸せそうな友達を見ていたら、私もヨントンしたいなと思いました。
それまで推しグルのヨントンは何回かありましたが、ヨントンをしたいという気持ちはまったくありませんでした。
いや、別にしゃべることないし…
こんな年上のファンから好きだの何だの言われても困るだろうし。(そういうレポが多いのでヨントンに対する偏見もありました)
そんな感じでした。
でも何故か急に
推しくんとしゃべってみたいなという気持ちが出たので応募することにしました。
いくら積めばいいのか分からなかったので、ちょっと多いかな?くらいの枚数を3枠にぶちこみ、結果2枠当たりました。
当選してウキウキでその日は寝たのですが、起きてからが地獄。
いろんなことを面倒くさく考える癖がある私です。
急にヨントンが憂鬱になりました。
何で当たったんだろう?
それよりも何で応募したんだろう?
自己嫌悪に陥りました。
ずっとぐるぐる答えなんか出やしないのに考え続けました。
そして推しくんに対して申し訳ない気持ちが溢れ出て、さらに気持ちはどん底に。
推しくんにがっかりされたらどうしよう。
こんなファン嫌だよな。
ずっとネガティブなことを考えているから、一日中胃が痛いんです。
毎日自分を全否定していました。
もっと顔が可愛かったら
もっと若かったら
もっと痩せてたら
北川景子になりたい
推しくんからしたらファンの顔や年齢なんてどうでもいいのに、次から次へと悩みが出てきては尽きません。
それでもヨントンの準備はしました。
まずは場所探し。
その日は夫が家にいました。
家でヨントンをやるとなると
夫は何とも思わないだろうけど(そういう人です)、私が気まずすぎる。
ということで
カラオケ、オシャレなホテル、ラフボ、ネットカフェ、駅の個室ブース、カフェの個室
いろいろ選択肢はあったのですが
友達の家でやることにしました。
(カラオケは止めた方がいいというレポを多く見かけましたので、オススメしません)
友達から
りーたん(私)がヨントンをしているのを見たい!何だったら部屋を使っていいよ!
と言われたのです。
まだまだ準備は続きます。
スリコでスマホスタンド付きリングライトを購入。(2000円ほどしました)
ダイソーでスケッチブックとペンを購入。
ヨントン前日にマツエクとネイル。
推しのメンカラの服を購入。
これで最低限の準備はできました。
当日は友達にヘアメイクをしてもらい、過去イチ最高にかわいい自分になれたと思います。
それでも
私は何をやってるんだろう?
ババアが着飾ったところで所詮はババア
という気持ちは消えません。
推しくんは優しくて人当たりのいいキャラです。
ファンを傷つけたり差別することはないと分かっています。
こちらも最低限の礼儀と常識を持って接すれば、きっと推しくんも普通の対応をしてくれるはず。
自分にそう言い聞かせて、準備をしました。
思ったより部屋の照明は暗かったけど、リングライトがいい仕事をしてくれました。
万が一トラブルでこちらの声が届かなかったときのために、スケブとペンも用意!
言いたいことも付箋に書いて机に貼りました。
Wi-Fiを切り、すべての通知を切り、
最後に自分の顔をカメラ越しにチェック。
やっぱり年齢はごまかせない。
笑顔!笑顔は自信がある。
これで何とか乗り切ろう!
今日は2枠あるからは初回は失敗してもいい、言いたいことを伝えよう。
そう思いました。
ちなみに、推しくんに伝えたかったことは
☆夢をあきらめないでくれてありがとう
☆あなたのおかげで毎日が幸せです
この2つです。
他にも言いたいことは山ほどあるのですが、詰め込みすぎると失敗すると思ったので欲張らないようにしました。
時間が迫ってくるにつれて
逃げたい
口から心臓が飛び出そう
変な汗出てきた
手汗すごい
ちゃんと映るかな
音声大丈夫?
とにかく逃げたい
止めたい
などなど、色んなことを考えます。
楽しみなんていう感情はどこにもありません。
もはやパニックに近い状態です。
そうこうしているうちに
自分の番!
画面に推しくんの顔が!!!
続きます。
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