自立、地に足をつける、自分軸
自立とは、自分以外のものの助けなしで、または支配を受けずに、自分の力で物事をやって行くこと。
地に足をつけるとは、行動、気持ちなどがしっかりしている、落ち着いていること。
自分軸とは、他者の期待に左右されず、自分自身の信念や価値観に基づいて行動を起こす指針のこと。
この三つの言葉の意味は、すごくよく似ている。
私なりの見解は、
自分軸で行動できるようになれば、地に足がつき、自立できるようになる。
最近やっと、自分が他人軸で生きていた事に気が付いた。
他人軸とは、周囲の人々の意見や評価、期待、価値観を優先して自分の行動を決定する生き方。
父親の期待に応えなきゃ、恥ずかしい事はしたくない、周囲の人に褒められたい。
一番大きかったのは、父親の期待に応えなきゃいけない自分でいる部分。
自分軸・他人軸という考え方は、
自己理解メソッドを開発された、八木さんのYouTubeで知った。
内容を聞いてみたら、そんなこと文字だけ見ればわかるよと思いがちだが、
内容を深めれば深めるほど、この考え方が私の心の中にスーって入ってきた。
自分軸という考え方で、今後の生き方を考えてみようと思い始めたら、
今まで向かっていこうと思っていたこと(やらなければいけないと思っていたこと)の
負担が無くなった。
もう30代半ば。自分のキャリア。結婚。出産。
一番大きいのは、結婚。私は子供が欲しい。だけど、適齢期は35まで。あと1年。
この焦りがかなり大きかった。
35過ぎても大丈夫と言われたりもするが、早ければ早い程良いに決まってる。
同年代で不妊症の人もいたりと、私自身も生理が重い事もあり、不安が多いのは事実。
その焦りからか、何をやるにも上の空な自分がいた。
もう、普通のおばちゃんになりたいだけなのに。普通に結婚して、普通に出産して。
なんで私は普通のおばちゃんにもなれないんだろうって、自分を責め始めたりもした。
そこで、もう少し前から、考え直してみた。
なぜ私は子供が欲しいと思ったのか。
まず最初に思っていたのは、両親のこと。
早く孫の顔を見せてあげたい。孫ができれば、両親の喧嘩も減るんじゃないか。
早く結婚して、子供を産んで、自分の家庭を持って安心させたい。
もう一つは、3年前、姉が子供を産んだこと。
正直、私自身子供が好きな方ではない。
友達の子供を見ても、ぶっちゃけ可愛いという感情はなかった笑
だけど、姉の子供はものすごく可愛くて可愛くて、
そこで初めて「自分の子供が欲しい」と感じた。
やはり家族なのと顔も似てたからだと思う。
女に産まれたからには女しか出来ない出産も経験してみたい。
そんな事も思ったり。
だけど、まず一つ目の両親の事に関しては完全に他人軸になっている。
自分より両親が喜ぶ事を考えている。(それが自分軸に入ってる人は良いと思う)
二つ目の感情も本物だけど、子供も結婚も相手がいないと出来ない。当たり前だけど。
今は誰かと付き合いたいとか恋愛をしたいと思わなければ、
誰かと一緒に住むなんて到底無理。
理由は、今誰かと一緒に住んでも、相手を思いやれる余裕が無いから。
それは、ずっと他人軸で生きてきたから。
この考えになったのは、両親や姉の夫婦を見てそう思った。
自分自身が満たされてないから、みんな自分以外の人やモノのせいにする。
私の家族が、典型的だと感じた。
今の自分の状況で家庭を持ったり、子供の教育なんて到底出来ない。
というか、してはいけないと思った。
まずは自分自身を満たさないと。その先に行くのは、まだだと感じた。
私は今、34歳。
厳しい親に育てられ、やりたい事を伝えても全て反対されるため、
親の期待に応える事だけを考え、親に言われた事だけをし、
やりたい事は全て押し殺してきた。
きっと早くからやりたい事をやらせてもらえてる人は、
何歳だろうと、自分軸で行動でき、地に足がつき、自立できているんだと思う。
羨ましいと思う反面、
厳しい環境で育った私でしか感じる事の出来ない経験をした事実はある。
過ぎた事を考えていても仕方ない。
時間は巻き戻せないから、今からでも自分軸で歩き出そう。
「自立」という言葉は漠然としている。
しっかりしている人はみんな自立してるように見える。
私自身も、周りの人よりしっかりしている方だと自負している。
だけど、地に足はついていないなとふんわりと感じていた。
それは、自分軸で生きていなかったからだと、腑に落ちた。
自分軸で今後のやりたい事を考えると、
頭の中がクリアになっている自分が想像できる。
地に足がついて、周りの人に優しくできている。
厳しい環境で育った私でしか感じる事の出来ない「共感力」を才能だと認め、
それを活用していくのが、私の使命だと信じます。
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