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経営者の僕が、どんな経営者のもとならワークしてみたいか?考えてみた
こんにちは、月額メンズファッションサブスクサービスの「leeap」をやっている井上大輔といいます。
僕は長く経営者として仕事をしてきているけれど、まだ自分が経営者として至らないところが目につく。
kiizankiizanのスタッフに会社の方向性をきちんと示せているのかな、全体の開発・Biz Devのリソースをきちんと事業の大事なところに分配できているのかしらん、全員の仕事のパフォーマンス出力は最大になっているんだろうかと考えはじめると、経営者として足りないところばかり。。。
そうやって考えていたときに、自分の足りないところを悶々と考えるよりも自分が理想とするような経営者がどういう人なのかを考えて、自分の未来になりたい経営者と理想の経営者の差分を測る方が、経営者のレベルアップの近道だと思った。
・・・・自分の理想の経営者って、だれなんだろう?
まわりを見わたすとすごい経営者ばかりだけど、理想と言われると特に誰も思いつかなかった。好きな経営者でいえば、任天堂の岩田さんとなる。とはいえ理想の経営者かというと、しっくりこない。(サッカーと鉄道みたいなもんで、なんかカテゴリーが違いすぎるような気がする)
僕に理想の経営者のロールモデルはいないみたいなので、自分がどんな経営者のもとなら仕事をしてみたいか考えてみた。今回の記事は思考実験みたいなもんでございます。
どんな経営者のもとで仕事をしてみたいか?
1.おもしろい経営者がいい。
一番に頭に浮かんだのはおもしろい経営者のもとで仕事がしたいだった。
おもしろいというのはお笑いのセンスというより、なんでも楽しもういという視点があるかどうかに思う。目的に合っていたら何でもおもしろくやる経営者と仕事をしたい。
経営者の情報は、昔はウェブサイトしかなくてあまりどんな人か分からなかったけれど、今は経営者自ら情報発信をやっているので、Twitterやブログを見れば、ある程度の人間性が見える。おもしろい経営者なのか判定はつけられるかもしれない。
2.人ときちんと向き合う経営者がいい
僕の価値観として、仕事を通じて人を知りたい。
青臭いかもしれないけれど、もっと仕事を通じて人間的に成長したいと思っている。
ただ人と向き合うということは難しさがあって、仕事の苦しい部分、ヒリヒリする部分、そういう部分を通じて人間の本質的な内面が出てしまうことがある。
僕はそういう自分の内面が、出てくるのは楽しい瞬間ではあるけれど、負の感情とメンタルにきちんと「なぜ」をもとに話し合える経営者だと、自分が人間的に成長できるように思うので嬉しい。僕はロジカルとカロリーのあわせ技を希望する。
けっして、元男子プロテニス選手の松◯修造さんのような人ではないということで(好きですよ。好きなんだけど、経営者として、その下でやりたいのかと言われますと、その。。。)
3.サービスのことを常に考える経営者がいい。
良きサービス作りたいよ。そりゃ作りたい。という自分の心の声はさておき。僕はいつだって良いサービスにしたいと思っているし、目的最適で働きたい。
サービスに対する熱量のある人と一緒に働けるのは、僕にとって働きやすい環境なので、サービスにかけるエネルギーやばーー!って経営者のもとで仕事したいなと。
たとえば任天堂が作るプロダクトのように、プロダクトの方向性がしっかりしているのは自分の理想のプロダクトに思う。できれば任天堂プロダクトのサービス版を作りたい。
任天堂の強さは岩田さんがいないのにもかかわらず、プロダクトの質が落ちていないことだ(未来のビジョンはさておき)
それは任天堂に岩田さんイズム(もちろん山内さんイズムも)が残っているからだと思う。ちょっと理想がすごすぎるので、まずはプロダクトとサービスを良くすることをファーストにした経営者のもとで仕事がしたい。
プロダクトやサービスをファーストに考えている経営者かどうかは、会社が作ったプロダクトの手触りで、経営者のプロダクト愛が分かる。
4.できるだけ公平な決断をしようとする経営者がいい。
真に公平でいることは出来ないけれど、公平であろうとするために日々の決断を悩みながら、うなりながら決断をしようとする経営者が良い。
僕もその人のもとで、どこで悩んで、どこの決断を一貫させようとするのか見つつ、その決断をフォローしたいと思う。
ときには公平よりも、会社のリソースから判断してしまいそうになったり、
ときには公平よりも、人に対しての情けで判断があるだろうけど、その決断の遷移が見たい。
ただこれを外部の人が会社のサイトやTwitterの情報発信を見て判断するのは難しいと思う。公平であろうとするキモチは毎日の決断に宿るし、日々の所作に決断の神(が居るなら)は宿る。積み重ねこそ。
まとめ
というわけで、自分がどんな経営者の元なら仕事をしてみたいか考えてみた。この文章を書いているときに、僕はアメリカの第16代大統領リンカーンの言葉を何度も思い出すことになった。(僕は彼のひとつひとつの言葉が好きで)
その言葉はこうだった。
「何歳まで生きたかは重要ではない。いかにして生きたかが重要だ。-It’s not the years in your life that count. It’s the life in your years.」
自分が経営者としていかにして生きるか。サービスを作りながらまわりの人と向き合い、苦しみながらも、できるだけ公平であろうと、常におもしろいを探しているような経営者になりたい。
ちょっと宮沢賢治的になってしまったが、そんなまとめで本エントリーを終えたい。最後はなりたい像という結論。
こういう文章を書いてたら、自分のできていないっぷりがあらわになって気持ちが焦ってきた。経営者としてのレベルアップも頑張るー。とりあえず仕事してくるー!